各地でアフメト・アタカン追悼デモ、警官隊介入
2013年09月11日付 Radikal 紙


アフメト・アタカンの死後、多数の県で抗議デモが始まり今日も続いている。ハタイ、イズミル、メルスィン、イスタンブルでの全ての抗議デモで警察は高圧水と唐辛子スプレーを使用しデモ隊に介入した。

ハタイの中心であるアンタキヤ郡で、23歳だったアフメト・アタカンの死に抗議しようと集まった集団は警察の「解散」命令に従わず高圧水と唐辛子スプレーの洗礼を受け介入を食らった。

アンタキヤのアルムトル地区ギュンドゥズ通りで集まった集団はスローガンを掲げながら中心街まで行進しようとした。機動隊に通りの入口を塞がれこのグループの行進は妨害された。警察はこのグループに対しデモは無許可であり、解散するようにとアナウンスをした。アナウンスに従わず投石したグループには機動隊車両で高圧水を放水した。

■武器の使用を主張

警察無線ではデモ隊の中に猟銃を持つ者がいるとの放送が流れた。この情報を受け装甲車の後ろに警官隊が回るようアナウンスがおこなわれた。事件現場を映像に捉えようとした記者らも武器が使われる可能性があるとして警察によって安全なエリアに離された。

■カドゥキョイで介入

カドゥキョイのアタヨルにある鹿の像の前では約500人のグループがハタイでの衝突で亡くなったアフメト・アタカンを追悼するために集まった。このグループがやがて公正発展党(AKP)地方事務所へ行進しようとすると警察は対抗措置をとった。唐辛子スプレーと高圧放水で追いやられたグループは裏通りに逃げた。

■メルスィンで8人逮捕

ハタイでの事件に抗議するためメルスィン県の中心都市であるイェニシェヒル市ガズィ・ムスタファ・ケマル通りのトプルム・デステッキリ警察署の横に集まったグループは通りの通行を止めて平和広場まで行進しようとした。警告を無視し解散しないグループに対し治安部隊は対抗措置をとり8人を逮捕した。このグループは警察の措置の後解散した。

■イズミルで2000人に唐辛子スプレー

イズミルではおよそ2000人がアフメト・アタカンの死に抗議し行進をした。バスマネ広場のAKPコナック郡局の前でデモを続けようとしたグループに警察は武力介入し唐辛子スプレーを発射した。アルサンジャク・ギュンドードゥ広場に夜8時頃集まった約2000人の様々な政党、市民団体、組織のメンバーは、その後バスマネ広場のAKPコナック郡支局の前でデモをするため行進をした。共和国通りの交通を封鎖して行進したグループに対し警察は介入しなかった。「あらゆる場所はタクスィムだ、あらゆる所で抵抗だ」「アフメトを殺したのはAKPだ」「アフメトを殺したのはAKPの警察だ」などのスローガンを掲げたグループがAKPのコナク郡局へ近づくのを防ぐため警察はバスマネ広場の入り口に装甲車のバリケードを作った。

■装甲車はまた前面へ

ガズィ通りのバスマネ広場入り口へ到達したグループを解散させるため警察はアナウンスを行った。デモ隊の一部はコナック市別館の前で装甲車に石とビンの雨を浴びせた。これに対し装甲車からは放水が始まった。しばらくして装甲車を前に、後ろに機動隊が構え、警察は行動に出た。この間にデモ隊もその場で手に入れたものを道に広げ火を付けた。デモ隊はガズィ通りからまず消防署の交差点へ、その後第2コルドンへ後退した。デモ参加者の一部が高圧放水を受け転倒する姿も見られた。警察が発射したたくさんのガスにより周辺にいた観光客やバスを待つ市民が悪影響を受けた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小野里ゆみ )
( 記事ID:31418 )