喫煙制限、さらに強化―車両内禁止、店舗「閉鎖命令」も
2013年09月13日付 Hurriyet 紙


車の運転席でタバコを吸う時代は終わった。運転席で喫煙した運転手は、88リラの罰金を払わなければならない。レストラン、バー、食堂など、屋内での喫煙を許可されている飲食店は、1年で3回以上の違反項目があれば4回目には10日から30日間の営業停止となる。違反の度に罰金もあり、回を重ねるごとに増えていく仕組みだ。

メフメト・ミュエッズィンオール保健大臣は、当初は禁煙法に2度違反した店舗を営業停止にすると明らかにしたが、どの法律を根拠にしているのかという疑問の声が上がった。大臣が主張するのは6月11日に公報で施行が通達された第6487条だ。

■88リラの罰金

「煙草製品による健康被害の防止および管理に関する法」(第4207条)の改正を見込んだこの法律によると、個人の所有する車の運転席でも煙草が吸えなくなる。違反すれば、この法律の第5項に基づいて罰則が適用される。罰金の金額は警察総局が毎年更新し、2013年は88リラである。

■ナルギレ、電子タバコも規制対象に

新しい法律では、煙草に限らず電子タバコや植物由来のナルギレのような煙草の類似品も全て「煙草製品」とされ、同じ規制が適用される。

■店舗に対する罰則強化

禁煙法を守らない店舗には、新たに罰則が強化される。喫煙が許可されている店舗に対しては、違反が2回繰り返されていることが確認され、3度目の違反となった場合「営業停止」が適用される。また、「この罰則が適用される行為が1年間で繰り返される場合、最初の再犯には2倍、2度目の再犯には更に倍の罰金が課せられる。同期間で三度目の再犯の場合は、10日から30日間の営業停止とする」という規則が新たに追加される。

■地方財産管理局に取締り・釈放権が与えられる

煙草の規制が始まった当初は、違反の取締まりは行政警察が行っていたが、効果は芳しくなかった。そこで取り締まりの権限は「地方財産管理局」に与えられることになった。

■罰金2倍から営業停止まで

新しい法律で罰則がどのように適用されるかについて、保健省トルコ国民保健機構のトゥラン・ブズガン代表の名義で関係者へ説明文書が配られた。そこでは、新しい罰則の段階について以下のように説明された。
「違反が認められた日から1年の間に同じ違反があった場合、上下限の範囲内で規定罰則金(BTC)が初回の倍に増やされる。二度目の再犯の場合、同様の範囲内で更に倍の金額が上乗せされる。3度目の再犯の場合、地方財産管理局によって10日以上1ヶ月以下の営業停止命令が出され、権限を委譲された機関によって実施される。
12ヶ月の間に同じ違反が3度以上あった場合に適用されるのが営業停止命令である。この命令を受けた店舗は、違反があった日から12ヶ月間調査が継続され、その後違反回数の計算がゼロに戻ることになる」

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:31424 )