ボドゥルムで、高級ホテルなど16施設、解体へ
2013年09月13日付 Zaman 紙


ムーラ県ボドゥルム郡の入り江にある不正建築に関する第1回調査が行われ、豪華ホテルを含む16施設の解体が決定された。ヤルカヴァク、ギョルチュルクビュク町、ギュベルジンリキ地区、トルバカイナル区で、沿岸法違反の施設に対し通告が行われた。該当施設の事業停止手続きの開始、取り壊しの決定、罰金の課金、取り壊す施設の撤去手続きのスケジュールが明らかとなった。

エルドアン首相は、以前、トルバの入り江を視察し、「何であれ、この入り江は民に返還される」との趣旨の命を下した。これを受け、内務省・文化観光省・環境都市整備省は、(トルバ)建築計画に反する場所の特定や、責任者を突き止めるため動き出した。環境都市整備省のチームは、特に、ボドゥルム半島での活動に集中している。ヤルカヴァク、ギョルチュルクビュク町、ギュベルジンリキ地区、トルバカイナル区で16施設が沿岸法違反とされ、通告がなされた。該当施設の事業停止手続きの開始、取り壊しの決定、罰金の課金、取り壊す施設の撤去手続きのスケジュールが明らかとなった。

伝えられるところによると、最近共和人民党に鞍替えしたボドゥルム市長のメフメト・コジャドン氏が、2009年に国会で(自身が)通過させた第2次改正トルバ再建計画案に基づき(建設)認可が与えられたことで、不正建築が進んだ。県環境都市整備局がボドゥルム市に公式文書を送付したにも関わらず、この地で建設許可が出され、建設が見逃されていたことが明らかになった。警告を受け事業停止を受けた後も、いくつかの建設現場では工事が続けられていることが明らかとなった。

県環境都市整備局は、ムスタファ・ハカン・ギュベンチェル知事の署名文書をボドゥルム市に送付し、トルバ地域の観光施設に対し、使用許可、事業所設置・営業許可等を行わないよう通達した。事業停止に従わず工事を続けている建物に対する取り壊し命令も下された。ボドゥルムで取り壊しの通知を受けた施設の運営者 は、本件に関する発言を避けている。コジャドン市長は、該当する全ての事業者に必要な通知を行ったことを明らかにし、「ボドゥルム沿岸のいずれに位置しようと、事業者全てに必要な手続きが行われるだろう」と述べた。都市環境整備省職員は、ボドゥルム沿岸を不正に利用する建物の取り壊しを観光シーズン終了後に始めると表明した。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:31425 )