CHPで終わらない「母語教育」論争
2013年09月18日付 Milliyet 紙

憲法調整委員会にて党内部での意見の相違が度々起きている共和人民党(CHP)で、今度は「母語」論争が勃発した。「教育及び教育を受ける権利と自由」の項目における提案を修正したCHPの憲法調整委員会委員らの間で再度意見の相違が起きた。

憲法調整委員会委員のシュヘイル・バトゥムCHP議員が、同党の新しい提案の委員会への提出を妨害したことを受けて起きた論争を理由にケマル・クルチダルオール党首が介入に入った。

■ 「CHPの姿勢は明白」

憲法調整委員会の昨日の会議で「教育及び教育を受ける権利と自由」という項目に関する協議が続けられた。平和民主党(BDP)は「母語は我々に必要不可欠であり、トルコ国民の一部分が受け入れるためには、母語に関する権利が与えられる事が条件である」という見解を譲らなかった。一方、民族主義者行動党 (MHP)は、トルコ語以外の母語での教育及び教育を受ける権利に断固反対し、公正発展党(AKP)は、同問題を憲法ではなく法に委ねるよう求めた。他方、CHP議員らの間では論争が勃発した。会議で、委員の一人であるアッティラ・カルトCHP議員は、CHPの同項目に関する提案を修正すると明言し、新たな見解を読み上げ始めた。この時、やはり委員のシュヘイル・バトゥムCHP議員が間に入り、カルト議員の発言をさえぎった。バトゥム議員は、「一切の修正はない。私は党首と話しました。当問題におけるCHPの姿勢は明白です。以前、我々がどういった発言をしたにせよ、それが我が党の考えである。CHPの提案を修正するため、まず各党が母語教育はトルコ語で行われるべきという原則で折り合うべきだ」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:31471 )