住友ゴム工業チャンクル工場起工式、静かにそっと…―これが日本式!
2013年09月19日付 Hurriyet 紙


ある日本企業とトルコ企業によってチャンクル市につくられる予定の5億1600万ドルものゴム工場の起工式の際、日本人の慣習により式典は行われなかった。工場は2015年に始業予定で、総投資額は5億1600万ドルとなる。

5億1600万ドルのゴム工場は、日本の住友ゴム工業とアブデュルカーディル・オズジャン自動車ゴム株式会社によってチャンクル市につくられる予定である。しかし、その起工は、日本人の慣習により静かに行われた。公正発展党所属のチャンクル県選出トルコ大国民議会議員であるフセイン・フィリズ氏は5億1600万ドルもの費用がかかる工場が2015年にゴム製造を開始する予定であることを記者達に向けて発表した。

フィリズ議員はヤクンケント工業団地(OSB)への最初の投資が、トルコ‐日本間の合弁で実現されるゴム工場であるとのべ、「日本の人々は、彼らが実現する大投資の起工式を行った。この投資が続くことを願っている。不可能だと言われることを成す幸せと自信を私たちは実感している。ヤクンケント工業団地につくられる予定の工場は、チャンクル市での失業対策において重要な役割を担い、市外に人々が流出する流れを変えるだろう」と話した。

フィリズ議員は、フル操業になると2千人に就職の機会を与えるであろうことを述べ、このことは地域住民にとって非常に重要であると強調した。

■起工は式典なしで行われた

フィリズ議員は、5億1600万ドルもの投資にもかかわらず、そっと静かなかたちで起工式が行われたと述べ、以下のように続けた。

「日本の慣習によると、起工式は静かにそっと行われる。行った物事を宣伝することや誰かに知らせることを好まないというのが日本人の考え方なのだ。このため、起工式には記者や政治家、官僚を招待しなかった。関係者の間だけで静かにそっと式が行われた。5億16000万ドルもの投資となるにもかかわらず、起工はわずか5人で行われた。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:31476 )