国会食堂皿洗い外注入札、宙に浮く―汚れた皿の山に?
2013年09月19日付 Radikal 紙


国会食堂で使う食器洗い用洗剤の入札がTSE(トルコ規格協会)基準の条件を理由に取り消された。国会食堂に洗い物の山ができる恐れがある。

日々8000人が食事をするトルコ大国民議会で、洗い物に公共入札委員会の手が及び、食器洗い用洗剤を使用できなくなる危機に直面している。

国会は先に食器の洗浄に使う洗剤の入札を行う決定をした。洗剤1万キロ、食洗機用光沢剤7千キロ、前洗い洗剤8千キロの購入を含む入札に関し、国会議長府は 「洗剤がTSEの基準に適合しているという条件を求める」という制約を設けた。しかしメーカーの1社から訴えがあり、購入予定だった洗剤はどれもTSE基準に適合していないことが分かった。入札は取り消しとなった。

合計8つの食堂で93人のコックと146人の給仕が働き、日に8000人の食事を提供できる国会では、今も話題は「食器がどの洗剤で洗われるか」だ。
国会施設管理局は食器用洗剤を大量購入するため4月に入札を行った。リストには17の化学洗浄剤が並んだ。5月に入札結果が出る際、入札に参加した企業の1社が「国会の入札基準書によれば全ての洗剤にTSE証がなければならない。しかしこの条件は満たされていない」という訴えを公共入札委員会へ寄せた。委員会は全ての参加企業の洗剤をTSE証の観点から調べ、どの企業も条件を満たしていないことを明らかにした。公共入札委員会は「TSE証の観点からの調査の結果、条件を満たし、入札に申し込みができる企業が残らなかった。よって入札は取り消しとする」と決定した。8月末に下された決定の後、国会の『洗い物危機』防止に向けて再度入札が行われる模様だ。

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( 翻訳者:小野里ゆみ )
( 記事ID:31478 )