ゲズィ・デモ隊に門戸開いたドルマバフチェモスクのイマームら、左遷
2013年09月21日付 Radikal 紙


ゲズィ公園デモの開始当初、デモ隊によって救護所として使用され、さらにその後、「中で飲酒が行われた」と話題になっていたドルマバフチェにあるモスクのムアッジン(礼拝を呼びかける人)とイマームが解雇され、ベイオール区のムフティーも職を解かれた。

ゲズィ公園デモの開始当初、デモ隊によって救護所として使用され、さらにその後、「中で飲酒が行われた」と話題になっていたドルマバフチェのベズミ・アレム・ヴァーリデ・スルタン・モスクのムアッジン、イマームと、ベイオール区のムフティーが解雇・左遷された。

デモ中、ドルマバフチェ宮殿内のベズミ・アレム・ヴァーリデ・スルタン・モスクのムアッジンであるフアト・ユルドゥルム氏の名は度々取り沙汰されていた。
この度、ユルドゥルム氏がバシャクシェヒル郡カヤバシュ村に左遷されたことが明らかとなった。ゲズィ騒乱の際、モスク内で飲酒が行われたといわれているが、ユルドゥルム氏は「誰かが飲酒しているところなど目撃していない、嘘ではない」と度々主張していた。

本紙のヤルチュン・バヤル記者の記事によると、「フアト・ユルドゥルム氏はこの振る舞いの代償に左遷させられた」ということだ。
さらに、バヤル記者の記事よれば、イスタンブルのムフティーに「とても疲れたでしょう、別の職場を紹介しましょうか」と言われた際、ユルドゥルム氏は「私はまったく疲れてなどいません」と答えた。しかし、その後調査が行われ、「正当な調査結果」に基づき、ユルドゥルム氏は6ヶ月間カヤバシュ村でムアッジンとしての職務を任命されたということである。

ドルマバフチェのモスクのイマームであるハリル・ネズィプオール氏もゼイティンブルヌ区での同役職に任命された。また、ベイオール区のムフティーであったレジャイ・アルバイラク氏も、ゾングルダク県のカラデニズ・エレーリに左遷された。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:31492 )