トルコの失業率、8.8 %
2013年09月17日付 Radikal 紙

6月の失業者は8.8パーセントになった。失業者数は250万人を超す一方で、被雇用者数も2630万人で、新記録となった。

トルコでの失業者数は、5月、6月、7月を含む6月期に、昨年度の同期と比べると29万9千人増加して252万5千人に届き、失業率は0.8ポイント増えて8.8パーセントになった。失業率は今年の5月に比べて変わっていない。トルコ統計庁(TÜİK)の発表した資料によると、農村部以外の失業率は同期に0.8ポイント上昇して11パーセント、15から24歳の若年者層の失業率は1.4ポイント上昇して17.1パーセントになった。

■被雇用者数記録突破

2013年6月期の被雇用者数は、昨年の同期と比べて74万2千人増えて2631万9千人に上昇した。経済大臣のザフェル・チャーラヤンは、資料発表の後で行った書面説明において、この数字がこれまであった最も高い被雇用者数であり、ここ数か月、連続して記録が更新されているとした上で、「ヨーロッパの失業率がいまだ二けたで、今なお下降に転じていないが、私たちトルコは危機ののち、失業率を最も早く低下させた国であるだけでなく、被雇用者数も記録を破り始めた。」と述べた。

被雇用者数の割合は、昨年同期と比べて0.6ポイント上昇し、46.8パーセントから47.4パーセントに上昇した。被雇用者のうち24.6パーセントは農業、19.1パーセントは工業、7.4パーセントは建築業、49パーセントはサービス業が占めている。今期の農業分野での労働者の数は8万1千人に減った一方、農業分野以外での労働者数は82万3千人増加した。

■労働参加率が上昇した

2013年6月期のトルコ全体の労働者の割合は、前年同期と比べて1.1ポイント上昇して51.9パーセントになった。季節的影響の調整後の労働参加率はひとつ前の時期と比べて0.1ポイント減少し51パーセント、被雇用者の割合は0.2ポイント下がって46パーセントの水準だった。失業率は0.1ポイント上がり、9,7パーセントになった。

■非登録労働者の減少

あらゆる社会保障組織に登録せずに働いている人の割合は、昨年同月と比べて2.6ポイント減り、37.8パーセントになった。農業分野で社会保障を得ていない労働者の割合は84.3パーセントから83.5パーセントへ、農業以外の分野では25.2パーセントから22.9パーセントへ低下した。社会保障の恩恵のないパートタイムの労働者や日雇い労働者の割合は、2.2ポイント下がって20.9パーセントになった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:31507 )