被選挙権を得て以降、選出を望んでいる
2013年09月29日付 Hurriyet 紙


トルコで女性に被選挙権が認められた1930年以降、17の地方選挙が行われ、3万人の首長が選出されたが、このうち女性はたったの81人だ。そしてまさにこの女性らが集まり、「なぜ我々はこうも少ないのか」と問いかけた。

トルコの女性首長目録を、2009年に廃止されたイズミル県セイレキ郡の元首長ヌルギュル・ウチャル氏が世に送り出した。新聞記者出身のウチャル氏は昨日 33人の首長をイズミルのフォチャに集めた。81人の新・旧首長ら一人一人と接触したウチャル氏は、「イズミルでCHP唯一の女性首長は私です。右派から見ても左派から見ても、83年間で女性首長はA4サイズ2枚程度に収まります。作業をしている際、怒りがこみ上げてきましたし悲しかったです。自分を含め、皆を責めました」と述べた。初めての経験を共有した33人の女性首長の興味深い人生の物語が関心を集めている。

■一番人気

アイハン・エキメン・ギュヴェン(1971-1973 マルディン県ゲルジュシュ郡)
世間で最も人気の首長。「政府の女性」というタイトルで映画が製作された最初の首長のうち、ゼキイェ・ミドヤトの姪で、アドナン・エキメン元大臣の兄弟。 当時マルディン県に属していたゲルジュシュ郡の首長のポストに、首長の父親の死が原因で就任する。それも19歳の年齢を25歳の被選挙権の年齢まで引き上げて。1926年以来家族が保持してきた職を、1973年の選挙で大学を終え、故郷に戻ってきた兄のアドナン・エキメンに渡す。アイハン氏はメフメト・シムシェキ財務大臣の首長でもあった。

■最高齢

ナゲハン・アカイ(1977-1980 ボズジャ島)
集会参加者の最高齢(83歳)。世界で、そしてトルコで登録された女性初の島の自治体首長。イスタンブル出身。記憶に残っていた幼少期に聞いた父方の祖母の話を頼りに、何年も後ボズジャ島に観光に行き、大いに気に入る。夫とともに経営した病院をしばらくして引き渡し、その際に島民から首長職の申し出が来る。選出され ると家と子供をイスタンブルに残し島に移る。島に最初のパン工場を建設する。スーフィー詩人。タンゴと讃歌を含む48の歌詞がある。

■輸入長官

ネティジェ・オクタン(1989-2004 マニサ県サルハン市アリベイリ郡)
ファトマ・ギリキ氏がシシュリの首長となった年に選出された二番目の女性首長。オルドゥ県メスディイェ出身。アリベイリ郡は看護師として赴任した場所。アリベイリ郡で「バイク助産師」と呼ばれていた際、26歳で首長のポストに就任する。

■フェアプレー賞

ヒュルヤ・ギュルマン(1999-2004 クルクラーレリ県ビュユクマンドゥラ郡)
クルクラーレリ・エディルネ・テキルダー三角地帯で初の女性首長。イスタンブル出身。自治体が設立したスポーツ施設で知られている当人はフェアプレー賞を取った唯一の首長だと言う。

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( 翻訳者:小川まどか )
( 記事ID:31567 )