イズミルで寮規則の変更に学生反発
2013年10月06日付 Milliyet 紙


エゲ大学で、男女共同寮の分離にともなう議論が続いている。milliyet.com.trは、寮で生活する学生らを取材した。学生は新しい規則による経済的困窮、男女分離、食事チケットの制限、門限時刻などについて不満を持っている。
学生らはこの状況に抗議すべくテントを張った。先日も寮費が月111リラから170リラに上がり、門限が23時から21時になることに反対している。
一方、青年スポーツ省のスアト・クルチ大臣は昨日、ツイッターで若者へメッセージを送り、寮費の上昇について値上げではなく「標準的差額」であると発信した。では、学生たちがmilliyet.com.trに何を語ったか見ていこう。


奨学金・寮施設機構(KYK)の新しい規則に対するイズミルの大学生の反対が続いている。学生達は、寮の規則変更が自分達に不利に影響し、通学時間が無駄になると述べた。大学生らは、新しい規則により起こる不都合を述べる一方、寮のいいところについてもしっかりと主張した。

■退寮の恐怖

寮で生活する学生らへの取材では、大多数は自身の考えを語ってくれたが、名前の公表と個人を特定するような写真撮影は拒否した。彼らの最大の恐怖は、主張のために退寮させられることであった。

■「私たちは学校まで歩いて通学していた」

私たちの学校はバルコチャにあり、2年間アンジアルトゥ・アタテュルク寮に入っていました。男女共同寮ですべてが素晴らしかったです。私たちの学部までは、ドルムシュで行ける距離で、歩いても通学していました。そして9月に寮の分離に関して知りました。「女子学生はより安心でき、もっと楽な服装で朝食をとることができるだろう」と言われたのです。パジャマで朝食をとるために、私たちは1時間半もかけて通学しなければならないのでしょうか。寮費は、まだ増額されていません。増額されたとしても、寮生にはどうすることも出来ません。借家の家賃は、高騰しています。家賃は、最低でも1,500リラ(約7万3千円)です。私の家族は、私たちが生活できるだけしか稼げないため、私も働いています。昨年は月に1冊の文学雑誌を買い、月に1回映画に行くことができたが、今年はそれもできないでしょう。エゲ大学でも学生たちは声を上げ始めていますが、学生たちの間でまとまりはありません。それぞれのグループごとにそれぞれの場所でテントを作っています。

■「変わったことはない」

私たちは以前は外で食事をしていました。満腹になって、飲み物を買って部屋に持って帰っていました。今は飲物持ち込みが制限され、1つしか買えません。食べ物はおいしく、価格は適正であったと私は思います。女子寮になることは私にとってたいした違いはありません。現在でも男性職員がいるため、男子学生がいても特に変わりません。

■「食事はおいしい」

部屋は少し狭いが、食べ物はおいしい。インジラルトゥから来た友人たちは、この寮の条件が前の寮に比べて随分悪いと言います。私は、寮に留まることを考えているが、寮費が増額になったら退寮し、家を借ります。

■「以前はチケットで好きなものを取ることができた。」

私たちの学校はブジャにありますが、私がボルノヴァでの生活が気に入っているため、道は全く問題ないです。しかし、今年は条件が悪化しました。男子学生がいなくなって、寮は静かで寂しくなりました。男子学生がいるときは、少なくとも彼らから勇気をもらって私たちも外に出ることができましたが、今は夜の外出が怖いです。また、以前はチケットで好きな物を買うことができましたが、これが廃止されたのは手痛いです。「寮費は変わらない」と言われていますが、それについては新年以降でないと分かりません。値上げはその時にはっきりするでしょう。

■「水の何がいけないのか」

私たちはインジラルトゥの寮からこの寮へと移動させられました。ここの寮はインジラルトゥ寮に比べひどいものです。何もかもが共用で、衛生の問題があります。エゲ大学で学ぶ男子学生もとてもひどい状況です。以前はチケットで食事だけなく飲物も買えていましたが、これが廃止されました。大きなボトルの水は買えません。水の何がいけないというのでしょう?午後2時までは朝食が取れていたのに、これが12時までになりました。夜間部で学ぶ学生は朝起きるのが遅いので、彼らには大変なことです。また、朝食では焼き菓子なども買うことができ、ここで食べなくても通学中に食べることができていたのですがそれもなくなりました。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:31627 )