クルド語バイラム・メッセージで党追放のMHP系フェトヒイェ市長に、黒い花輪
2013年10月12日付 Radikal 紙


民族主義者行動党(MHP)所属、(ムーラ県)フェトヒイェ郡のバフチェト・サアッチュ市長が、「クルド語」と「トルコ語」の(混ざった)犠牲祭のメッセージを掲示したことにより、同党より厳しく除名を要求され、懲戒委員会に送られたことを受け、ユルキュ・オジャクラル(理想主義者の青年組織)のメンバーの一団が昨夜(11日)、フェトヒイェ市庁舎の前に黒い花輪を置いた。

ユルキュ・オジャクラルのメンバーらがフェトヒイェ市庁舎の前に黒い花輪を置くという情報に対し、警察は庁舎の前で何時間も前から警備を行った。ユルキュ・オジャクラルのメンバーらは自治体職員や市民らとの対立を望まず、夜まで待って花輪を置いた。ムーラ市から来たメンバーらは、フェトヒイェ・ユルキュ・オジャクラルのメンバーらとともに19時30分頃庁舎の前に集まった。

事前に行動の情報を得ていたバフチェト・サアッチュ市長の指示により、グループに対し、警察による妨害は行われなかった。ユルキュ・オジャクラルのムーラ県のリーダー、ジェミル・ギュルビュズ氏は、行動の際携帯電話で話していた人物から受けた指示をグループに伝え続けた。グループは庁舎前に黒い花輪を置き、その後(手で)「狼のサイン」を形作って写真を撮った。

■「本部の指示にしたがってやってきた」

ジェミル・ギュルビュズ氏は現地で会見を行い、党則に反する行動であったとしてバフチェト・サアッチュ氏について聴取を始めたことに触れ、MHP本部の指示にしたがって庁舎前に黒い花輪を置くため、ムーラからフェトヒイェにやってきたと述べた。ギュルビュズ氏は、最終的な発言は党本部が述べると説明し、「喜ばしい結論が出るよう祈っている。我々は誰もが知っている件のためにここにやってきた。花輪を置いたら庁舎前から離れる」と述べた。

■「ここはBDPの自治体か?」

グループのメンバーらは、会見の後、「理想主義者の行動を妨害することはできない」というスローガンを掲げ、庁舎の前を離れた。グループが解散した後、職員らは黒い花輪を取り外して庁舎内に持ち込んだ。この時、庁舎の前を通った人々がこの出来事に反発し、「ここは平和民主党(BDP)の自治体か?」と叫んだ。叫んだ市民は警察と職員になだめられた。事件後、ユルキュ・オジャクラルのメンバーとバフチェト・サアッチュ市長の支持者たちとが衝突をしないように、郡では治安対策が強化された。

■サアッチュ市長、市職員とバイラムを祝う

バフチェト・サアッチュ市長は、フェトヒイェ郡文化センターで市職員や市民らとともにバイラムを祝った。バイラムの式典には約300人が参加し、市の楽団によるコンサートで幕が開けられた。イベントでは、続いてサアッチュ市長と市職員に扮した人物の登場する演劇が行われた。サアッチュ市長は、自分の役の人物を大笑いしながら鑑賞した。

■「フェトヒイェ市民が気にしないならば、誰も邪魔できない」

劇の後、サアッチュ市長は舞台に上って役者たちを称賛し、党からの除名問題がとりざたされている中、よい気晴らしだと述べた。サアッチュ市長は、15年来市長を務めていることに触れ、「尊敬すべきフェトヒイェ市民が我々を不快に思わないならば、もうさらに5年、我々が彼らに奉仕することを、誰も邪魔できない。もちろん、フェトヒイェ市民がこの方向で意思を表明すればの話だ。我々は皆ともにフェトヒイェ市民に奉仕する用意ができている」と話した。

■10ヶ月間血が流れていない

スピーチでサアッチュ市長は、10ヶ月間国内で流血が起きていないと強調し、次のように述べた。「我々は国内に10ヶ月間殉職者の葬儀が訪れないという安寧の中にいる。国の価値を譲歩することなく、この平和の気運と対話による問題解決の傾向が全国に広がり、我々の問題を対話によって文明人的な解決に努めることを、心から望んでいる。我々は、人間に奉仕することと、奉仕した対象から喜びを得ることの喜びを、すべて一緒に経験している。この喜びを得ることと興奮が終わった瞬間に我々はこの仕事をやめる。しかしみなさんの目にも、今のところ我々にも、この仕事が終わっていないように、私には見える。我々は、乗り出したこの道において、完璧と言えるまで、進める場所まで進むだろう。

サアッチュ市長は、文化センターを出る職員や市民と、バイラムの挨拶を交わした。バイラムの挨拶の際には長い列ができたが、サアッチュ市長は式典の参加者らひとりひとりと親交を深め、バイラムを祝った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:31672 )