ギュル大統領、巡礼へ
2013年10月13日付 Hurriyet 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は、在任中に巡礼を行う初の大統領となるべく、イフラード巡礼を行う。

アブドゥッラー・ギュル大統領は、サウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の招待で、巡礼を行うために、今朝、妻のハイリュンニサ・ギュル夫人とともにイスタンブルからメディナへと向かった。
大統領府専用のTC-CBK機で8時30分にサウジアラビアに向けて出発するアブドゥラー・ギュル大統領を、アタテルュク空港にある政府の迎賓館からオメ ル・チェリキ文化観光相、イスタンブルのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル県知事、カーディル・トプバシュ広域市長、ヒュセイン・チャプクン警察署長とその他関係者が見送った。
ギュル大統領が巡礼に行くことに関し、大統領府から以下の発表が行われた:

「大統領は、サウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の招待で巡礼を行うため10月13日から17日までにサウジアラビアを訪問する予定である。大統領は、訪問中にサウジアラビア政府の高官とも会談し、両国関係の多様な方向性と現在の地域的、国際的な問題について意見交換する予定である。」

■イフラード巡礼とは何か。

イフラード巡礼とは、ウムラ(小巡礼)を行わない巡礼のことである。イフラード巡礼を行う人は、ミーカートあるいはイフラームに入る際に「神よ。あなたの同意のもとに私は巡礼を行いたい。これを容易にし、受け入れてください」と述べて、単に巡礼の意志を示し、ラッバイカ(巡礼の最中に唱える言葉)を唱える。このような形で巡礼のためにイフラームに入った後、バイラムの初日に髪を剃るまでは、イフラームから出ることができない。イフラード巡礼を行う人が、メッカに着いて最初に行うタワーフは、クドゥム(到着)のタワーフである。イフラード巡礼を行おうとする人は、巡礼のイフラームに入ってから、希望すれば、サアイをクドゥム(到着)のタワーフに続いて行うことができる。クドゥム(到着)のタワーフを行う際に、「ウズトゥバ」と「レメル」を行う場合、「訪問のタワーフ」の後にサアイを行うことはできない。イフラード巡礼を行う人は、巡礼の犠牲を屠る必要はない。望む人は、ただ善行のためだけに、屠ることができる。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:31675 )