宗務長官、メッカで
2013年10月13日付 Yeni Safak 紙


メフメト・ギョルメズ宗務長官は、2013年巡礼団として訪問したメッカで、インドネシアのスュレッヤ・ダリマ・アリ巡礼大臣と会談した。

トルコの宗務公館の建物で行われた会談でギョルメズ長官は、訪問に満足していると述べた。
ギョルメズ長官は、「この会談がメッカで行われたことは、我々にとって特に喜ばしいことです。皆様に、そしてその中にいらっしゃる学者の方々にご挨拶申し 上げます。インドネシアとトルコは距離としてはお互い遠くても、国民の心は互いに非常に近い。両国は共通の歴史的価値観を持っています」と話した。

巡礼の目的の一つが、異なる言語、人種、民族のムスリムを親しくさせることであると述べたギョルメズ長官は、以下のように話した。

「インドネシアの巡礼団とトルコの巡礼団はあらゆる面でお互いに近い。巡礼の目的の一つが、異なる言語、人種、民族のムスリムを親しくさせることです。そのため、この会談はそれを実現させる一歩なのです。実際、巡礼に関して一緒に話すべき多くの重要な問題があります。巡礼に関してであれ、または宗教教育と宗務に関してであれ、我々はあらゆる協力を行う準備ができています。特にインドネシアで津波の被害が明らかになった時、両国民がどれほど近いのかが明らかになりました。トルコ国民は親友であり兄弟であるインドネシアの人々の苦しみに非常に関心を持ち、まるでその災害が自分たちにも降りかかったかのように感じるほどでした。イスラム世界で起こっていることは、インドネシアとトルコのムスリムが集まって話し合う必要性をもたらしています。」

インドネシアのスュレッヤ・ダリマ・アリ巡礼大臣も以前にイスタンブルで行われたリュイェティ・ヒラル(Rüyet-i Hilal)会議で初めて会談したと述べ、相互訪問を増やすことが両国の利益になると話した。
会談では、インドネシアとトルコの巡礼団について意見交換が行われた。訪問後にアリ大臣は、ギョルメズ長官をインドネシアに招待した。

■ギョルメズ長官、メッカの宗務病院を訪問

またギョルメズ長官は、メッカで医療活動を行っている宗務庁病院を訪問した。
治療を受ける患者らに体調を尋ねたギョルメズ長官は、医療チーム長と院長から患者について情報を得た。
入院している患者のアラファトへの移送に関しても情報を得たギョルメズ長官は、アラファトに行けないという不安から泣いた患者の一人に対して、「そのように不安にとらわれないでください。悲しまないでください、皆一緒にアラファトに行きましょう。そこで一緒にお祈りしましょう。救急車でもヘリコプターでもアラファトに行って、その精神的な雰囲気を感じましょう」と言った。
外来診療所にも赴いたギョルメズ長官はその後、救急施設も訪問し、足の治療を受けている患者の話を聞いた。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:31676 )