エルドアン首相の男女混住シェアハウス批判に、様々な声
2013年11月06日付 Hurriyet 紙

エルドアン首相が、クズルジャハマム・キャンプで「学生シェアハウス」について発言したといわれる発言対し、昨日(4日)政府側からは様々な意見が飛び出した。ビュレント・アルンチ副首相やヤルチュン・アクドアン首相諮問役は、「男女がひとつの家に同居するということに向けた干渉に関する発言ではない」と述べた。 これに対しエルドアン首相は「学生シェアハウスでは混沌としたあらゆることが起きている。保守派政党として、これに対処していくつもりだ」と話した。

エルドアン首相はクズルジャハマム・キャンプで、学生寮について「デニズリ県で目撃した。学生寮不足により様々な問題が生じている。若い女子学生が、男子学生と同じ家で暮らしているのだ。これを監査することはこれまで無かった。こうしたことは私たちのトルコの保守的民主主義の仕組みに反している。県知事には命令を出した。何らかの対処がなされるだろう」と自身の意見を述べた。

■アルンチ副首相「事実を映していない」

この話題に関し、昨日(4日)の閣議後に会見を行ったビュレント・アルンチ政府報道官兼副首相は、記者の「学生シェアハウス」に関する質問に対し、「個人的に賃貸して暮らしている学生たちが調査され、圧力を受けるとの報道は、事実を映していない」と話し、報道の内容を批判した。

■アクドアン諮問役「調査を意図したものではない」

学生の住まいの話題に関し、ヤルチュン・アクドアン首相諮問役も発言した。同氏はツイッターで「女子学生と男子学生が同じ家で暮らすことに向けた干渉に関する発言ではない。どうやって調べるというのか、そんなことは口にしていない」と話した。

■エルドアン首相「一つ家に男女が暮らすのは良いことか」

アルンチ副首相とアクドアン首相諮問役の発言のあと、エルドアン首相は再び口を開いた。エルドアン首相はフィンランドへの出発直前、アンカラのエセンボア空港で記者会見をおこない、「学生シェアハウス」の問題に触れた。首相は「一度、男女混住型学生寮の時代を終わらせた。今日までにクレディ学生寮支援機構のもと、我々は改善を75%終わらせてきた。一つの家で見知らぬ若い男女が暮らすことがどれほどふさわしいことと言えるのだろうか。皆さんは自分の娘や息子にこのようなことを認めるというのだろうか。自分の娘や息子に、こうしたことを認めるというなら、それは良いでしょう。しかしもし法的改善の必要性を感じるなら、我々はその改善を行っていきます。いまこの件について県庁が所管するのなら、件が対処しなければならない。なぜなら、このつけは今後思わぬ形で私たちの前に現れるからである」と話した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:31895 )