イスタンブル・ベイオール近辺のアパート型ホテル20、1週間の営業停止
2013年11月08日付 Radikal 紙


ベイオールのガラタ地区とカラキョイ地区で運営している約20軒のホテルが、未登録であるとしてベイオール市警察局と警察チームによって営業停止となった。

観光客に人気のあるベイオール、ガラタ、カラキョイの未登録の約20軒のアパートホテル・ブティックホテルが1週間営業停止となった。
ヒュリイェト紙のブラク・ジョシャン氏の記事によると、ホテルは法的根拠なく閉鎖されたとの訴えに対し、ベイオール市警察局の関係者は登録証を取得せずに営業をしていたホテルのみ営業停止の措置を取ったと述べた。
一昨日の調査の後、一部のホテルは騒動が起こることなく閉鎖されたとの情報を伝えた関係者は、「問題となっているホテルには必要な警告が前もって行われていました。条件を満たさなければ営業停止の措置を取ると知らせていました。しかし、登録に関して必要な手続きを取らなかったのです。結果、法の下、約20軒のホテルを営業停止としなければならなくなりました」と語った。
関係者は「営業停止は市の決定のみによるものですか、それとも観光省の要請により行われたのですか」という質問に対し、「この件に関しては明らかにできません」と答えた。

■影響はあらゆる人に及んだ

同地区で店を営んでいる業者は、この出来事を不快に思っている。市警察と警察チームが実施した取締りの間、ホテルは満室であったとし、ホテルに滞在していた観光客は何が起こっているのかわからないまま長時間取締りを眺めていたと述べた。あるカフェの経営者は、営業停止となったホテルの中には約3年間営業していた所も含まれているとし、「これらのホテルは多額の投資によってオープンしました。アパートホテルのお蔭で同地区は賑わいました。ここに来る観光客はホテルでのみお金を使っているわけではありません。客が多く来れば、私たちの仕事にもプラスの影響がありました。多くの客が来るほど、売上も増えました。今回の取締りは私たちに悪影響を及ぼすでしょう」と語った。閉鎖されたホテルのひとつ、Georgesホテル・ガラタの関係者も、この問題は近く解決すると述べた。

■共和民主党(CHP):便乗主義者が出てきている

CHP(共和人民党)のギュルセル・テキン副党首は、エルドアン首相が学生寮を標的として始めた議論を、一部の役人が利用しようとしていると述べた。テキン副党首は、「取締りは何の目的で行われたのでしょう?イスタンブルで最も収益を上げている場所の一つで行われているビジネスに対する取り締まりは、不動産の所有権移転の手段として利用されようとしているのか?ゲズィ事件の間、経営者らが担った役割に対して復讐しようとしているのか?」と述べた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:31910 )