ドイツ・キリスト教民主同盟副党首「欧州にトルコの居場所はない」
2013年11月19日付 Radikal 紙


デュッセルドルフで発行されている「ライニッシェ・ポスト(Rheinische Post」紙に語ったキリスト教社会同盟のクリスティアン・シュミット副党首は、ドイツ・キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)及びドイツ社会民主党(SPD)間で協議が継続している連立協定にトルコのEU完全加盟を支持する表現が入らないよう阻止すると語った。

2005年以来、ドイツ連邦国防省で参事職にあり、アンゲラ・メルケル首相の政党の副党首であるクリスティアン・シュミット氏は、自身の声明の中で、「トルコは、EU加盟に必要な理論的成熟からかなり距離がありますし、そうあり続けるでしょう。これを理由にCSUは、トルコのEU完全加盟に反対しています」と主張した。

「平等ではない諸条件を無理に釣り合わせる試みは断念されるべきだ」と呼びかけた同氏は、トルコは基本的権利及びマイノリティの保護を筆頭にヨーロッパ的価値観から遠ざかっているという見解を示した。

トルコ南東部に配置されているNATO(北大西洋条約機構)所属のパトリオット戦術防空システムの存続期間を延長する要求にも言及したシュミット氏は、 「要求は理解しております。しかし、他方でトルコが中東における紛争解決において過去以上に一層建設的な役割を担うよう期待しております」と述べた。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:32037 )