シリア:フランス国内で見つかったシリア人の起訴を可能にする新法律(5)
2022年02月10日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「国際的、公平かつ独立したメカニズム」との協力のもとでシリアの「戦争犯罪人」を追跡するフランスの新法律

【スーリーヤ・ネット】

一方同国の裁判所は2021年11月、2015年に違法な手段によって同国に入国し、その後亡命したアサド政権のムハーバラート士官に対する起訴を棄却した。

同裁判所は、あるシリア人から出された告訴や、ムハーバラート士官「アブドゥルハミード・S」を逮捕し、民間人に対して犯された「人道に対する罪」への彼の関与について調査するよう求めた要望に対して、「シリアはローマ条約に署名しておらず、フランスの裁判所は同様の事件に対する管轄権をもたないため、審議することはない」の決定を下した。

その際アムネスティ・インターナショナルを含む11組織が同裁判所の決定を批判し、エマニュエル・マクロン大統領に対し「フランスは『シリアの虐待者たち』が裁かれない場所であるべきではない」との書簡を送った。

しかしシリア人の間でもっとも議論の的となっているフランスの問題は、同国がシリア政権(ハーフェズ・アサド)前大統領の弟であるリフアト・アサド氏を抱えていることである。同氏は1970年代後半から、集団虐殺にかかわった疑いがもたれている。

同氏は約40年にわたって同国に暮らしており、数々の投資案件を保有している。さらに同氏は数か月前にシリアに帰国した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:32086 )