デルスハーネ関連法案、閣議へ
2013年12月02日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の指示で2週間前にデルスハーネの経営者の意見も取り入れた「デルスハーネ閉鎖」法案の作成は終わりを迎えた。金曜日に国内デルスハーネ協会と最後の会議を行った官僚たちは、法案をまとめた。国民教育相ナビ・アヴジュは、今日修正した法案を閣議に提出する。

新しい法案によると、1月からデルスハーネの新たな申請を受け付けない。新しいデルスハーネは開くことができない。しかし現在のデルスハーネの活動は 2014年の6月まで継続できる。つまり今年の大学入試が終わるとデルスハーネは変更を開始し始める。8月の終わりにはこの変更を完了しなければ ならない。

■8カ月の経済的な問題に関して合意している

国民教育省は、デルスハーネの2014年からの新しい申請を受け付けないために変更が完了する8月までの8カ月間で起こり得る経済的な問題に関して措置を講じる予定である。財務省と会談した国民教育省は、8カ月間経済的な損失のために一定の補償についてデルスハーネと合意している。

■変更のために4年間猶予する

2013[ママ]年の夏に私学に変更できたデルスハーネは、2014-2015教育年度に、「コレジュ(外国語で授業を行う高校)」として運営を始めることになる。変更のための援助が必要な デルスハーネに対しても国民教育省によって用地、免税、融資の簡素化といって可能性が提示されるだろう。私学に対して学生[確保]の保障も行うだろう。

政府はデルスハーネから変更となる私学に対しては学生1人あたり2,500リラの教育援助を行い、学生を確保するだろう。この学校で国の奨学生として学ぶことになる学生を決定するためにすべての学校で要望リストを作成する予定である。トルコ全体で作成される要望リストに掲載される学生の数が、私学に変更した学校の不足生徒数を上回っている時は、段階的に「成績」と「経済状況」を基準に選抜を行う。教育援助と人員の確保には定数はない。

私学に変更することのできないデルスハーネには4年が猶予される。こうしたデルスハーネは4年間で「通信制の高校」として運営を始めなければならず、登録した学生に20時間は教室で20時間は教室以外で授業を行う。高校の名前も「耳触りの良い」ものであるため「アカデミック高校」に変更される。希望する学生は、アナトリア高校あるいは理系高校からこの高校に編入できる。しかし、職業高校の学生はアカデミック高校には編入できない。いくつかの文化科目は外部から、インターネットで受講できる。アカデミック高校に通い卒業した学生も大学入試を受験することができる。

■変更を望まないデルスハーネは国民教育省が買い取る

4年間最低基準でアカデミック高校として運営されたデルスハーネは、この期間内で私学になる条件を段階的に満たしていくだろう。4年目の最後にアカデミック高校は閉鎖されるだろう。私学に変更する条件を満たしたデルスハーネは、私学に変更され、私学に変更とならないデルスハーネは閉鎖される。私学とアカデミック高校への変更を望まないデルスハーネは、2014年の夏に国民教育省が買い取る。

このデルスハーネは、無料の市民教育センターに変更され、ここで学校の補習が行われる。この法律によって有料の教育センターも閉鎖される。しかし、無料の教育センターと自習室は閉鎖されない。変更もされない。デルスハーネの講師は、公務員試験を受けずに面接によって国民教育省のシステムに統合される。合格しなかった講師はというと、市民教育センターに再評価される。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:32140 )