ザナ氏とバイデミル市長、北イラク・クルド政権とシリア・クルドPYDの仲介?
2013年12月03日付 Hurriyet 紙

北イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領とシリアで臨時政府を宣言したPKK(クルド労働者党、非合法組織)のシリア分派である民主統一党(PYD)の間で発生した危機において、ディヤルバクル県選出無所属議員であるレイラ・ザナ氏及びディヤルバクル広域市市長であり平和民主党(BDP)所属のオスマン・バイデミル氏が仲介に入ると報じられた。

北イラクで放送されている’Rudaw’というインターネットサイトのニュースによれば、北イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領は、本日シリア国内のクルド政党代表陣及びクルド高等評議会関係者らと会談した。シリア国内のクルド諸政党とPYD間での問題が議題に上った同会談では、両者の間での問題解決に向けディヤルバクル県選出無所属議員であるレイラ・ザナ氏及びディヤルバクル広域市市長であるオスマン・バイデミル氏が仲介に入り、両者が一堂に会し話し合う可能性が明らかにされた。会談で、バルザーニー大統領が、PYDと最後の会談を行い、問題が解決しない場合、関係が完全に断たれるであろうと述べたことが明らかになった。

PYDがシリア北部でクルド人が居住するロジャヴァ地区で臨時政府を宣言したという発表後に、これに断固たる反発を示したマスード・バルザーニー大統領はディヤルバクルへ赴き、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相と会談している。ディヤルバクル訪問プログラムで市役所を訪れたバルザーニー大統領に、バイデミル市長及びザナ議員は高い関心を示している。約1週間北イラクで交渉に当たったザナ議員はバルザーニー大統領及び北イラク・クルド自治政府関係者多数と会談を行った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:32161 )