また裁判官、法廷で居眠り―イズミル
2013年12月06日付 Radikal 紙


アンカラでエテム・サルスルク氏の殺害に関する訴訟の際、検事が居眠りしたスキャンダルと似た事件が、イズミル第12重罪裁判所で審理中の民主権利連合訴訟で起こった。

イズミルで違法な毛沢東主義共産党(MKP)の名において活動を実施したという告発で抑留された13名と容疑者22名について開かれた裁判で 「カヴルマの肉を武器と見なした」裁判の最初の審理が10月2-5日にイズミル第12重罪裁判所で行われた。

裁判の際、裁判官のディレク・オズチュルクは審理の一日半の間、裁判長を務めたのだが、審理の間に居眠りしていた。オズチュルク裁判官の居眠りの姿は写真に撮られた。その後、弁護士のギュル・キレチカヤが発言を始め、オズチュルク裁判官について裁判中に居眠りしていたと話した。すべてのやりとりは裁判記録に次のように記録されていた。

* ディレク・オズチュルク裁判長: では、容疑者の弁護人の意見陳述と抑留継続に関する所見に向けた説明と、釈放の要求を受け始めます。
* ギュル・キレチカヤ弁護士: ここで検察の所見について、実際発言すべきことが見つからないので、冒頭にこのことについて述べたいと思います。なぜならば、検察はそもそも捜査を行う検事がいないという理由で、調査資料の1万ページの記録をもって赴き、起訴状の内容を比較したとしても、正しいことを見て検証し、何というか、結論に達することができたとは思いません。ここでは市民の自由が問題なのですが、検事殿はどのようにしてこのことをいとも簡単に発言できるのか理解できません。これらの人々は極めて飾らない言葉で自分たちの真実について説明しました。もちろんあなたは一日半にわたってずっと居眠りしていたので、裁判長殿は多くに気づくことができませんでしたが。

*ディレク・オズチュルク裁判長: 居眠りをしたのは誰だと言いたいのですか?
*ギュル・キレチカヤ弁護士: 居眠りしていたのは尊敬すべき裁判長で、我々はそれを目にしましたし、裁判官も居眠りしていた尊敬すべき裁判長を起こしました。私も注意していました。
*ディレク・オズチュルク裁判長:寝ていたなら、起こせば良かったじゃないですか。
*ギュル・キレチカヤ弁護士: 法廷を管理する人は裁判長なので、私は裁判長を起こす必要を感じたのです。今、このような状況であなた方が判決にどのように署名するのか理解することができません。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:32196 )