ザリーフ外相が釈明「アメリカはイラン国民の抵抗を恐れている」
2013年12月07日付 Jam-e Jam 紙

 イラン外相は、「アメリカが恐れているのは、イラン国民の抵抗である。われわれは我が国の能力や防衛力、バスィージ部隊の存在を誇りに思っているが、それと同時に、このことも否定しようのない事実なのである」と述べた。

 モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相はテヘラン大学での演説、及び大学生の一人から受けた質問への受け答えの中で行ったとされる発言〔※〕について、次のように述べた。

※訳注:ザリーフ外相がテヘラン大学での演説で、「アメリカには爆弾一つで、われわれの軍事システムすべてを機能停止に追い込む能力がある」と述べ、さらに「アメリカが恐れているのは、(イランの軍事力というよりはむしろ)イラン国民の抵抗だ」と述べたとされることを指す。この発言は一部で、ザリーフ外相に対する批判を引き起こしている。

あらゆる強欲に対する抑止力の重要な要素として、イランの勇敢なるムスリム国民の抵抗が有する、かけがえのない力や役割を強調することが、私の演説ならびに質問への答えの趣旨だった。私が強調したのは、これこそ国が手に入れてきたものすべての源なのだということだった。実際、質問に対する答えの中で私が強調したのは、国民の抵抗に由来する力の役割であった。私が会の終わりで明確に述べたのは、アメリカが恐れているのはイラン国民の抵抗だということ、われわれは我が国の能力や防衛力、バスィージ部隊の存在を誇りに思っているが、それと同時に、このことも否定しようのない事実なのだということである。

 ザリーフ博士はさらに、

イラン・イスラーム共和国の高き防衛力が、勇敢なるイラン国民の抵抗に源を有するものであることは明らかである。このことは、8年間の防衛〔=イラン・イラク戦争のこと〕、そして高貴なるイラン国民一人一人、特に命を顧みぬ兵士たちの自己献身の精神によって証明済みである。〔‥‥〕

 と付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32275 )