イエメン:国連、8億5000万ドルの援助要請
2013年12月18日付 al-Hayat 紙


■国連、イエメンのための8億5000万ドルの援助の要請

【サナア:本紙】

ジュネーブの国連人道問題担当事務局は、人道支援を必要としている計1470万人のイエメン人のうち760万人の支援のため、総額5億8000万ドルの人道支援の要請を発表した。

同事務局の発表した報告書は2014年のイエメンの人道支援関係のニーズに関しての詳細を述べているが、それによるとこの数字はイエメンの人口の58%にあたる。そして、彼らは人道危機、誤った行政管理、環境ストレス、人口圧力、長期にわたる政情不安定の影響を受けている。

国際報告書によると、450万人のイエメン人が激しい食料安全保障の欠如に苦しんでいる。5才未満の子供のうち105万8000人が著しい栄養失調状態にあり、うち27万9000人が危険な段階にある。「2014年イエメン人道対応計画」は、人道的ニーズが7億400万ドル以上にのぼると推定した。

また、基本的なサービスの欠如、国家当局の脆弱さ、資源管理の劣悪さが、イエメンの苦悩の背後にある要因である。1300万人のイエメン人は浄水を得ることができず、村落部でそれは最も顕著である。

報告書は加えて、860万人が十分な一次医療を得ることができていないと報じ、政情の不安定さとイエメン国内及び域内での紛争が大規模な人々の避難のための移住を促す事になった、と伝えた。

(後略)





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( 翻訳者:大室 奈津美 )
( 記事ID:32331 )