イスラエル:マンデラ元大統領、過去にモサドから軍事訓練
2013年12月21日付 al-Hayat紙
反アパルトヘイトの闘士の頃の故マンデラ元大統領
反アパルトヘイトの闘士の頃の故マンデラ元大統領

■「ハアレツ」:逮捕前1962年、マンデラ元大統領のモサドとの共同訓練の事実を示す機密文書

【ベイルート:本紙】

南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の葬儀式典および埋葬から一週間(イスラエル政府高官らは同式典を欠席)、イスラエル紙「ハアレツ」は金曜日(20日)にある機密文書を公開した。その機密文書は、1950年代に祖国の人種隔離体制と闘ったマンデラ元大統領が、1962年エチオピアでモサド工作員による軍事訓練を受けていたことを証明するものだった。これは、マンデラ氏が南アフリカで逮捕される数か月前のことだったという。

同文書の言及する期間が、マンデラ氏がイスラエルの同盟国であった南アフリカの反アパルトヘイトの闘士であった期間と重なることは確かだ。しかし、文書の詳細内容から、パレスチナ問題についてパレスチナ側に立っていたマンデラ氏が、モサドに対し身元を明かしていなかったことは明らかになっている。また、マンデラ氏は自身が率いていた「アフリカ民族会議」の軍事部門の活動を支えるために軍事訓練を受けることを必要としていた。

ハアレツ紙は、「イスラエル国家文書局」と呼ばれる機関から、「超機密」に分類された文書を入手したと明らかにした。そこには、1962年1月にマンデラ氏が南アフリカを抜け出し、エチオピア、アルジェリア、エジプト、ガーナなど複数のアフリカ諸国を訪れたことが記録されていた。マンデラ氏の目的は、これらの国々の指導者と面会し、当時秘密組織であった「アフリカ民族会議」軍事部門への資金・軍事援助を募るためだった。

同紙は、この文書が1962年11月11日に、モサドからイスラエル外務省および当時の在エチオピア・イスラエル大使であったシュムエル・デュポン大使に向けて送られたものであったと報じた。また、同文書には、マンデラ氏が受けた軍事訓練の詳細が記されており、同氏はモサドの工作員に身元を明かさず、自身の名前をデヴィッド・モブサリと偽っていたことが記されていた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:辰巳新)
(記事ID:32354)