エルドアン内閣閣僚交代、これが新閣僚
2013年12月26日付 Milliyet 紙


エルドアン首相はギュル大統領へリストを提出し、承認を得た後、新内閣を発表した。新内閣は以下の通り。

■副首相はエムルッラー・イシュレル

副首相に任じられたアンカラ県選出の公正発展党(AKP)議員エムルッラー・イシュエル氏は1960年1月7日アンカラのクズルジャハム郡内クシュチュオレン村で生まれた。王立サウジ大学教育学部イスラム学科で学び、修士・博士課程はアンカラ大学社会学研究所イスラム基礎研究タフスィール研究専攻で修了した。また共和国大学神学部イスラム基礎研究学科タフスィール分野で講師を務め、その後ガズィ大学教育学部外国語教育アラビア語専攻で講師、准教授、教授を歴任。カザフスタンとサウジアラビアで客員講師、首相首席補佐官を務めた。ガズィ教育学部アラビア語専攻の主任も務めた。多数の研究書、論文、文書を執筆している。アラビア語、英語に堪能。妻と3人の子供がいる。

■EU大臣はメヴリュト・チャヴシュオール

AKPアンタリヤ県選出議員メヴリュト・チャヴシュオール氏は1968年2月5日アランヤで生まれた。アンカラ大学政治学部国際関係学科を卒業、米国ロングアイランド大学経済学専攻で修士を修めた後、教員として働いた。1993年にはアンカラ大学でEU専門教育を修了。AKP創設メンバーであり、第22、23期 のアンタリヤ県選出議員になった。第23期欧州評議会議員会議(AKPM)トルコ代表団長、移民難民人口委員会委員長、監査委員会委員、ボスニアヘルツェゴビナ共同報告官、欧州民主グループ副代表及び広報委員を務め、欧州評議会議員会議議長に選出された。英語、日本語、ドイツ語を話す。妻と子供が1人。

■内務大臣はエフカン・アラ

内務大臣に任命された首相府事務次官エフカン・アラ氏はイスタンブル大学政治学部を1987年に卒業。サカリヤ県知事府で2年働き、1年間英国へ現職留学した。その後デルネッキパザル及びカバタシュ郡で2年ずつ郡知事に就いてから、トゥンジェリ県副知事を務めた。内務省で教育支部長、県行政局長、観光省教育総局長及び長官を務めた。 2004年9月14日バトマン県知事からディヤルバクル県知事に任命され、2007年9月10日から首相府事務次官に就任。妻と2人の子供がいる。

■家族社会政策大臣はアイシェヌール・イスラム

家族社会政策大臣に新任したアイシェヌール・イスラム氏は1958年にイスタンブルで生まれた。教員であったイスラムは氏イスタンブル大学文学部英言語学科、アンカラ大学言語歴史地理学部トルコ語トルコ文学学科を卒業。修士課程はアンカラ大学、博士課程はガズィ大学で終え、アンカラ大学、クルクカレ大学、バシュケント大学で教員を務めた。著書、論文が多数あり、ユヌス・エムレ財団の運営に参加した。文化観光省研究教育総局長、芸術総局長も務めた。英語に堪能。夫と子供が1人。

■経済大臣はニハト・ゼイベキチ

経済大臣に就任したAKPデニズリ県選出議員ニハト・ゼイベキチ氏は1961年デニズリで生まれた。マルマラ大学経営学部を卒業。イスタンブル大学国際関係学科で修士、ロンドンカレッジで経済学を学び、イスタンブル及びデニズリで事業を経営した。2004年から2011年にAKPデニズリ市長を務め、デニズリ商工会議所で貿易委員会会長も務めた。妻がおり、英語とドイツ語に非常に堪能。

■産業技術大臣はフィクリ・ウシュク

AKPコジャエリ県選出議員のフィクリ・ウシュク氏は産業技術大臣に任命された。1965年9月13日ギュミュシュハーネのババジャン村生まれ。中東工科大学教育学部数学教育学科卒業。イズミト、イスタンブルの私立学校で英語と数学を教え、食品業界で会社を経営。2001年10月20日AKPコジャエリ促進県運営委員会のメンバーとなった。2003年6月22日から4年間AKPコジャエリ県支部長を続け、第23、24期AKPからコジャエリ県選出議員に選ばれた。2007年から2013年の間AKP中央統括組織で地区担当と組織長補佐としてトルコの様々な地域で47県の担当を務めた。2013年1月31日トルコ大国民議会で国民教育省文化青年スポーツ委員会委員長に選出された。中東工科大学同窓財団、ヘレケ教育文化相互扶助協会、クズライ、イェシルアイ、アイウシュウ孤児支援団とコジャエリ・ギュミュシュハーネ財団のメンバー。英語に堪能、アラビア語も話す。妻と4人の子供がいる。

■環境都市整備大臣はイドリス・ギュルリュジェ

AKPイスタンブル県選出議員のイドリス・ギュルリュジェ氏は環境都市整備大臣に選出された。1950年2月11日エルズルムのハサンカレ生まれ。ユルドゥズ工科大学建築学部卒業。修士をゲブゼ高等技術大学の経営組織分野で修めた。リビアでエンジニアと経営者として働き民間企業の共同経営者を務めた。カルタル市議、トゥズラ第3期市長、ウスキュダル市議、イスタンブル広域市議会副議長を歴任。「地方自治の課題と対策例」という著書がある。第23期イスタンブル県選出議員となり第24期には開発、整備、交通、観光のそれぞれの委員会の委員長となった。中級英語及びアラビア語を話す。妻と5人の子供がいる。

■交通海事通信大臣はリュトゥフィ・エルヴァン

交通海事通信大臣となったAKPカラマン県議員リュトゥフィ・エルヴァン氏は1962年3月12日カラマン・エルメネキで生まれた。イスタンブル工科大学鉱学部を卒業、英国リーズ大学で鉱業及びオペレーショナル・リサーチ分野を学び、米国デラウェア大学経済学科で修士を修めた。
エティ銀行で高等エンジニアとしてキャリアを始め、国家計画庁(DPT)で企画専門補佐官、企画専門官、開発先行地域局長、事務次官補を務めた。OECD地方開発団副長、EU教育青年センター運営長、EU交渉調査促進委員会メンバーの業務に就いた。第23、24期AKPカラマン県選出議員となり、23期にはトルコ -EU合同議会委員会及びEU調整委員会メンバーとなった。24期には企画予算委員長に選出された。英語を話す。妻と2人の子供がいる。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:小野里ゆみ )
( 記事ID:32400 )