配置換えの担当検事の標的は、エルドアン首相の息子だった
2013年12月27日付 Radikal 紙
ビラール・エルドアン氏
ビラール・エルドアン氏

ビラル・エルドアンを事情聴取する予定だった

[イスタンブル主席共和国検事により、事件担当をはずされた]ムアンメル・アッカシュ検事は、汚職や賄賂の疑いで[12月17日に]始めた調査の一環として、レジェップ・タイイプ・エルドアン首相の息子であるビラル・エルドアン氏を逮捕すると決めていた。


ムアンメル・アッカシュ検事は、汚職や賄賂の疑いで始めた調査の一環として、レジェップ・タイイプ・エルドアン首相の息子であるビラル・エルドアン氏の逮捕を決めていた。アッカシュ検事が書いた「招聘状」は、ビラル・エルドアン氏を容疑者として証言させるために事情聴取をするという内容でだった。

ムアンメル・アッカシュ検事によってイスタンブル警察に提出された2013年12月25日付の書類は以下のようなものである。

「(貴殿は)共和国主席検察局によって進められている2012/656号調査の一環として、『個人的利益を目的とした犯罪組織の設立、または設立された組織のメンバーとなる』罪で、主席検察局により容疑者として特定された。このため、事情聴取を受けるべく、本招聘状に添付された書類を受け取りになった後、下記の日付に主席検察局に出頭すること、もし出頭しない場合は、5271号刑事裁判法第146条により強制的に招致されることを通達する。
ムアメル・アッカシュ-共和国検察官」

書類にあったメモによると、ネジメッティン・ビラル・エルドアン氏は、2014年1月2日の昼間に、イスタンブル共和国主席検察局民法第10条担当部局に来ることが命じられるはずだった。[注:しかし、アッカシュ検事の交代により、この事情聴取への招聘は実現しないとみられている。〕


■エルドアンは何と言ったのか?

レジェップ・タイッイ・エルドアン首相は、パキスタンから帰国の飛行機で、新聞記者の懸案事案に関する質問に答え、息子のビラル・エルドアン氏に関する報道に関してこのようにコメントした。

「礼拝前の清めをきちんとしているものの礼拝は、きちんとしたものだ[注:自分の身の回りは潔白だ、の意]。こんなことでエルドアンを殴ろうとするならば、彼らの手に傷がつく。これを知っているために、私の周囲の仲間を攻撃している。息子を狙って、トルコ青少年教育財団TÜRGEVの財団関係者[に疑惑がある]といっている[注:ビラル・エルドアンはTÜRGEVの総裁を務める]。なにが問題だというのだ?財団に関する建設計画変更を申請したのが問題だといっている。財団のために、建設計画変更を[相談する]目的に区役所を訪れることが罪だというのか?彼らは[ファーティフ区の]区長を「(区の予算で)ビルを建て、25年間財団に貸した」と言って追及している。社会政策をしない区があるのか?似たことは、イステック財団、ÇYDD, TEVのような財団に対しても行われた。そこは、学生たちの寮であり、ビラル・エルドアンのホテルではない。それらをあれこれ利用して、私を攻撃しようとしているのだ。」

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( 翻訳者:岡田 唯 )
( 記事ID:32414 )