AKPから離党のオズダルガ議員、政府を批判
2013年12月28日付 Zaman 紙

政府は12月17日から間違った道に入った

AKP(公正発展党)から離党した議員の一人はハルク・オズダルガ議員であった。アンカラ県選出の国会議員であるオズダルガ議員は辞職を議会での記者会見で明らかにした。


オズダルガ議員は(自身の発言が)懲罰委員会にかけられたことが辞職の決断を早めたと述べた。そしてトルコでは国家と体制の問題が起きていると述べ、次のように警告した。

「トルコは12月17日から間違った道に入ってしまいました。警察機構はシュレッダーを通されています。司法警察に対し圧力がかけられました。司法への介入が行われています。憲法、法律、常識、そして良心に反する規則が運用されました。不正疑惑が覆い隠されようと働きかけられていることは明らかです。これらを擁護することはいかなる形でも不可能です。この道は間違っており、できるだけ早くこの道から引き返さなければなりません。トルコは国家と体制の危機を迎えており、この行為は民主政治の中で許されることではありません。」

またオズダルガ議員は司法に危機があるのではなく、司法に対する介入が存在するとし、次のように述べた。「司法に対する介入がなくなれば、危機は起こりません。」

そして不正疑惑が覆い隠されないことが必要だと話し、次のように述べた。「もし国家の中で、法治国家の規則によってではなく、自分の信仰によって動く者がいれば、もし国家の外にある他の場所から指示を受けて動く者がいれば、もちろん彼らに対して寛容な態度が示されることはありません。しかしこのようなことを持ち出して、不正疑惑を覆い隠すために行われることが擁護されることはありません。国の内や外で仕組まれる陰謀や、「金融ロビー」のような根拠がない言い訳には何の説得力もありません。これらの言葉はどんなことも明らかにすることはないのです。」

■「指導者はオザル(元大統領)のようにするべきだ」

法律家の議員の一人であるオズダルガ議員は、30年前の首相であるトゥルグト・オザル氏が不正疑惑が取りざたされた大臣をすぐに解任したことを指摘した。オズダルガ議員は「歴史に指導者として名前を残す人間がなさねばならないのはこれなのです」と述べ、行政裁判所が施行を差し止めた「司法執行官規則」を、改めて(政府が)発表しないように警告した。またオズダルガ議員は次のように述べた。

「司法警察に関する政治的な抑圧をやめねばなりません。司法警察はただ司法当局にだけ従って任務を果たすことが保障されなければなりません。警察機構を、過剰に厳しい通達により痛めつけるのをやめるべきです。そして司法への介入もなくさねばなりません。不正疑惑に関する調査が妨げられてはならないし、不正を覆い隠そうとする試みも終えられなければならないのです。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:小瀬康太郎 )
( 記事ID:32431 )