首相へリスト提出―ギュレン教団標的「魔女狩り」阻止?
2014年01月02日付 Milliyet 紙

ブルハン・クズ氏は、警察の上級職、有識者、裁判官、検察官、マスコミ関係者など42県2000人の名前が報告書に記載されており、「魔女狩り」が阻止された、と述べた。

公正発展党(AKP)イスタンブル議員かつ国会憲法委員会委員長であるブルハン・クズ氏は、SNSのTwitterで行った発表において、レジェプ・タイイプ・ エルドアン首相に「国家内の国家建設」に関する情報を含んだ報告書を提出した。クズ氏は、報告書では警察の上級職、有識者、裁判官、検察官、マスコミ関係者、実業家を含む42県2000人の名前が記載してあるとし、「魔女狩り」が阻止された、と述べた。

クズ氏は、一昨晩遅くにSNSのTwitter上で行った発表で、AKP政府と教団との間でしばらく続いている闘争に関して、エルドアン首相にある報告書を提出したと述べた。クズ氏は以下のように語った。

■誤りがあるなら、再審される

「トルコで展開する陰謀は、私に、この社会を表わして言った「ビザンツでは遊戯と策略が尽きない」という言葉がいかに正しいかを思い出させた。つまりこういう ことです。リスクを取らずに、国を導こうと試みる。どこの国にこんな簡単な政治があると言うのだ。最近の捜査を基に、エルゲネコン裁判やバルヨズ裁判がでっちあげとはいえない。あれば、誤った司法判断には再審の道もあるのだ。

■魔女狩りが阻止された

首相に提出した情報活動の報告書には、国家の中に並行した国家建設の計画が[あることを]詳細に記載しており、42県で行われる魔女狩りは阻止された。首相に提出した報告書には、警察の上級職、有識者、官僚、裁判官、検察官、マスコミ関係者、実業家といった2000人が記載されている。組織の暗号は彼らの間で…。

裁判官・検察官高等委員会の発表は明確な司法への介入である。二人の手に負えない警察官と、法律を知らない数人の検察官が国を破壊したのである。裁判官・検察官高等委員会も破壊力となった。最近の陰謀の存在は、トルコがここ半世紀の中での一部民族的ギャング、ジャコバン的高圧者、クーデター実行者[の存在]を忘れさせないかのごとくだ。最近の捜査は、[国を]操縦する者への攻撃である。人間であることから何ら学ぶことのない冷血家たちだ。我々みんなはあなた方が襲う操縦士、彼の飛行機に乗っている。言葉で説明するのが非常に難しいが、収賄をする者もいるだろうと言ったら、理論上こうしたことを常にいいうる。司法の判断を待とう。

■殴れ、さあ殴れ

アフメド・アリフ氏は、「33の弾丸」という詩において、「殴れ、さあ殴れ。私は簡単に死なないのだ」と言った。標的は首相である。さあ殴れ殴れ、売春婦たち…。敗者はトルコなのであり、我々みなが敗者なのだ。殴る前に、こうした事実を考えなくてはならない。では、殴るのを諦めるか、服用量を少なくするか、である。審理の結果達するべき点に冒頭で達したら、無罪の糸口を我々はなくしてしまうことになる。悪事を成す者は何であれ、対処しなければならない。みなが協力しなくてはならないのだ。しかし、このことを、法や政治を道具とせずに、おこなう必要があるのだ。

■受けた試練を伝えれば、あなたは泣くだろう

Twitterのフォロワーの反応に答えたクズ氏は、以下のように語った。「私があなたを守るためにおこなった戦いによって受けた試練を伝えれば、あなたは泣くでしょう。10年の間、教授の地位にはつけなかった。こんなことありますか。Twitter上で人を蔑むような意図をもって蔑称を使ったりしません。私を不当に扱ってませんか。売春婦という言葉は特定の誰かに宛てた訳ではない。意図的にこの国に害をもたらしている人々を表現した。誰かが自分のことと受け取れば、その人のことになる。私は誰かの間違いに決して加担していない。しかし、「逆にちゃんと罪が確定するまで皆無罪である」という原則を大切にしている。私たちの違いはこの点です」と。

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( 翻訳者:加園千尋 )
( 記事ID:32469 )