Melih Aşıkコラム:この(ボクシングの)ラウンドは、エルドアンのもの
2014年01月03日付 Milliyet 紙

友人のオズデミル・インジェは、目の前にある光景を、うまく表現した。
「AKPとギュレン教団は、手に手をとって「共和国」をぶちこわした。すべての構造物の基礎を爆破した。国民教育も残っていいないし、世俗主義原則も。権力の分立も、自由で世俗的な司法も。さらには、共和国の警察組織も。トルコ国軍は、とっくにノックアウトされている。「共和国」をぶち壊した後、次は、互いになぐりあいをはじめた・・・。」

喧嘩が熱をおびている・・・・・。

教団の側は、ここ何日か、動揺し、劣勢に立たされているように見える。ブギュン紙のオーナー・アクン・イペキ氏の金鉱山発掘が差し止められたこと、警察での新人事、首相に2000人の異動リストが渡されたという報道・・・・。アンカラ共和国主席検事局の司法における「教団」組織への調査の開始・・・。参謀本部が昨日行った司法当局への告発・・・。首相の「教団」に対する「スパイ・陰謀組織」攻撃が外国にある教団系の学校や関係組織へマイナスの影響を及ぼしていること・・・。この連鎖から、「教団」があわてないでいることは、ありえない。

一方で、4人の閣僚とその子供に対する収賄疑惑は、首相の「陰謀、策謀、スパイ、組織、暗殺行為!」という叫び声の陰で、隠れてみえなくなった。首相が、この喧嘩で優位に立ったと囁かれている今日この頃、ある友人が次のようにいった。

「首相もメディアも、「教団」の背後には、アメリカがいるといっている。じゃあ、「教団」がつぶされるのを、アメリカは何もいわないのか。アメリカは敗北を認めるのか?」

これは、もちろん、AKPに直接かかっている問題だ。

(中略)

■「選べ!」

AKP政権の11年目に、トルコ国民の前に置かれた民主的選択肢を、ミュエッセル・ユルドゥズ氏はこう書いている。

エルドアンか、ギュルか?
エルドアンか、ギュレンか?
AKPか、教団か?
教団か、KCK/PKKか?
AKP+PKKか、CHP+教団か?
AKPの法か、教団の法か?
不正か、国家の分裂か?

賢明な選択だろうか?考えてみてもらいたい・・・。

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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:32477 )