クウェート:非石油産業は2014年、2015年で4.5パーセント成長の予測
2014年01月09日付 al-Hayat 紙

■クウェート: クウェートの石油産業以外の経済成長は2014年、2015年で4.5パーセントを予測

【クウェート:本紙】

クウェートの石油産業以外の経済は、2013年の成長率は4パーセントと推定される数字と比較して、今年と来年の2年間で4.5パーセント成長すると予測される。予想される石油生産の低下によって、クウェートの今年の予想国内総生産(GDP)が0.6パーセント後退するとされ、成長の回復は、2015年まで待たねばならず、その数値は3.1パーセントとされるにも関わらず、この予測はなされた。

また「クウェート中央銀行」はクウェート経済の見通しを示したレポートの中で、平均インフレ率が2013年の2.6パーセントから今年は3パーセントに、また2015年には3.5パーセントに上昇すると予測している。また、高騰した石油価格や金融・貿易金利、政府の膨大な準備金は、短期的にクウェート経済の後押しを促進する要因を形成すると指摘する。

レポートは、石油生産の減少によって、GDPの成長が今年後退するにもかかわらず、非石油産業の成長はわずかに好転し、4.5パーセントの上昇を見込む。これは、諸事業の遂行の改善、消費部門の大きな成長の結果である。また民間分野における投資水準向上のための基本的ニーズを代表する経済改革の実行における前進、長期にわたる経済実績の改善も予測されている。

続いて、消費分野における急速な成長率が将来、若干減速するサインがあり、就労率の低下や、以前行なわれた政府の給与や賃金の増額や効果が薄れ始めたが、消費分野は石油分野以外の成長にとっての原動力であり続けると述べている。

また「石油生産が2013年の最初の四半期に一定の期間減少した後、同年の中旬に、最高で一日あたり約300万バレルまで増加した、しかしながら、石油に対して世界的な需要が弱まっていることや、石油輸出国機構(OPEC)以外の国の石油の供給が増加し続けていることで、OPECはクウェートを含む加盟国の生産量を上半期の間抑えると予想される。

(後略)

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( 翻訳者:本澤七彩 )
( 記事ID:32524 )