三菱電機製「トルコサット-4A」、2月に宇宙へ
2014年01月09日付 Hurriyet 紙


トルコと日本の技術者が共同で開発したトルコサット4A通信衛星の出荷記念式典に参加したエルドアン首相は、「トルコサット4A通信衛星のおかげで、テレビ放送や衛星通信が、アフリカ大陸全土にまで届くことになります。衛星は、カザフスタンの宇宙基地に運ばれ、プロトンロケットで2014年2月15日に打ち上げられます」と話した。

エルドアン首相は、訪日日程の一環として、トルコサット4A及びトルコサット4B通信衛星が制作された東京の三菱電機衛星製作所を訪問した。エルドアン首相は、山西健一郎三菱電機社長と面談後、エプロンと衛生帽子を着用し、完成したトルコサット4Aの出荷記念式典に参加した。 エルドアン首相は、7人の大臣も同行させ、挨拶では、このプロジェクトが日本との間で宇宙・航空・技術分野で進めている共同研究の具体的な成果であることを強調した。トルコの通信能力を3倍にするトルコサット4Aとトルコサット4B通信衛星の制作には2011年3月に着手したことに触れたエルドアン首相は、以 下のように述べた。

■打ち上げは2月15日

「三菱電機との間で交わされた契約のうち、生産の一部が終わったことになります。トルコサット4Aとトルコサット4B通信衛星の生産活動の各段階で、交通海事通信省の外郭組織であるトルコサットの社長や技術者たちが点検をしてきました。これで、テレビ放送や衛星通信が、欧州全土及びアジアの大部分まで届くことになります。トルコサット4Aのおかげで、テレビ放送や衛星通信は、アフリカ大陸全土にまで届くことになるのです。トルコサット4A通信衛星は、日本からカザフスタンの宇宙基地に運ばれ、プロトンロケットで2014年2月15日に宇宙へ打ち上げられます。」

■核の目的は平和利用

タネル・ユルドゥズ・エネルギー大臣は、トルコがウラン濃縮技術ではなく、核燃料生産段階のノウハウを身につけることを目的としていると述べた。日本との間で協定に署名後、国内外のメディアで報じられた、日本の国会での、協定は「平和的な原子力エネルギーの枠組みに沿わない」との批判に反論したユルドゥズ大臣は、「協定文書には、原子力に関する、全ての作業が平和的な目的で利用されることが記載されている」と話した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:32533 )