Yilmaz Ozdilコラム:どっちの肩をもっていいのやら
2014年01月09日付 Hurriyet 紙

どちらの肩をもてば良いのか?

検察は閣僚を追及する。

実業家は検事を追及し
警察はトルコ国家情報機構を追及し
県知事は警察を追及する。

*

ジェマート(宗教教団)は公正発展党を追及し
公正発展党はジェマートを追及する。

混乱する者は問う…
どちらの肩をもてばよいのだろう?

*

新年を控えた夜にニュースがあった。実話であり、アナトリア通信が報じた… 飲酒運転者が、前方の交差点で警察の取締りが行われているのに気付いた。ゆっくりと車を脇に寄せ、停車。助手席には友人が座っているが、彼は免許を持っていない。何故なら、彼も先日飲酒運転で捕まり、6ヵ月間の免停中であった。どうしたものか、と考えていたところ… 歩道を歩きながら、人が近づいてくる。やあ、こんばんは。ああ、こんばんは。状況を説明し、取締り地点を抜けるまで車を運転してくれないかと助けを求める。この人物は親切にも快諾し、運転席に乗り込みアクセルを踏んで、交差点まで進む。「止まりなさい」と言われ…止まる… フーと息を吐き…彼も飲酒していたなんて、そんなことがあって良いものか!

*

車が没収され、
罰金が科せられ、
親切なこの友人の免許証も6ヵ月没収された。

*

どっちもどっち、である。
ハンドルは誰の手にあるか…
それは重要ではない。
逮捕されたということが重要なのだ。

*

近々ある選挙は、この交差点と同じである。
彼らは車道から締め出されなければならない。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:32534 )