Oral Calislar コラム:左派の対立―反AKPか、反教団か
2014年01月11日付 Radikal紙

(左派の論客である)オズディルとチョラシャンが対立している。ドウ・ペリンチキは、(弁護士連合の)フェイズィオール会長を支持し、それを批判するものを、「Fチーム」とよび、とくにクルチダルオールCHP党首とバフチェリMHP党首を批判している。

政府とギュレン教団の間の衝突は、単にイスラム派だけではなく、「世俗的ケマリスト/モダニスト」勢力と「リベラル派」と呼ばれうる層の間にも、深い傷の原因となっている。


この構図は、直近では、弁護士連合のメティン・フェイズィオール会長が(エルゲネコン被告らの)再裁判問題に提案を行った問題で、表面化した。

もっとも興味深い対立は、今日まで同じ論調だったヒュッリイェト紙のユルマズ・オズディルと、ソズジュ紙のエミン・チョラシャンの間におこっている。オズディルは、昨日の記事でフェイズィオール会長の提案を支持し、それを批判しているチョラシャンらを批判している。「え~い、お前か!真っ暗な闇の中で希望の灯をともす・・・・。CHPは口と鼻をまげ、MHPは足をつっぱっている。弁護士連合会長には、別の計算がある、大統領になる気なのだ、CHP党首も狙っているというようなことを書く同業者とか…(略)きっと、アメリカ大統領になってホワイトハウス入りをねらっているんだろう・・。おい、兄弟、無実の罪で刑務所に入っている人を助け出すのの、どこが悪い。(略)首相が舵をとっている、誰も釈放する気などないんだ、とか。じゃ、試してみないほうがいいというのか?(略)寝た子は起こすまい、刑務所の中のやつは、ほっておこう、というわけかい?」

■エミン・チョラシャン

エミン・チョラシャンは、政府とギュレン教団の対立では中立だといってはいるが、彼のもともとの標的が政府であることは明白だ。『自分たちができなかったことを教団はやってくれた』として、(12月17日の)強制捜査についても満足感を表明していたチョラシャンは、フェイズィオール会長の発言を、目先を変えようとする行為だと批判する。

「フェイズィオール会長は、この発言で話題をすり替えた。本来の問題を見えなくした。これを意識的にやったかどうかはわからないが、政府の腐敗は、残念ながら、表舞台から見えなくなった。AKPは、こうして、一息ついた。『バルヨズやエルゲネコンの容疑者らのために、新しく前向きなことを考える。なんとかする』と言い始めた政府は、問題をすり替えるため、ボールをギュレン師の方に投げ返した。(略)この件では、絶対になにかやるなんてことはなく、再裁判など行われないことは、そのうちわかるだろう。まだ時期尚早ではなるが、フェイズィオール会長が選挙に出る気で、自分のために、前向きなポーズをみせたのだと思わなくてはならない。
(略)タイイプ派とフェトフッラー派の間で続いているこの喧嘩では、私はどちらの側ももたない。両方がどういう連中かは、よく知っている。」

(獄中の、トルコ労働者党の)ドウ・ペリンチキは、フェイズィオール会長の態度を支援している。そして、これに反対する人々を、「Fチーム」(F=フェトフッラー・ギュレン)とし、特にクルチダルオールCHP党首とバフチェリMHP党首を批判する。

CHPとMHPに近いコラムニストの大部分、左派の一部、一部の「リベラル」として知られる人々は、エルゲネコンやバルヨス、カフェス裁判の再審問題でのこの(政府の)一歩に対し、戦闘的な態度で、教団側と同じトーン、同じ論理で反対しているが、一部の人々は、「新たな共同戦線形成」について、別の立場をとると宣言している。

■ソナル・ヤルチュン

興味深い態度をとっているもののうちの一人が、OdaTVの創立者で、ソズジュ紙のコラムニスト、ソネル・ヤルチュンだ。ヤルチュンは、この問題が最初におきたときからずっと、「真の問題は、教団にある」としている。

「教団は、昨日はAKPと一緒に反対者を刑務所に詰め込んだ。今日は、喧嘩をしている。教団は、また彼らの警察・検事らを使って、今度はAKPの連中を刑務所に詰め込もうとしている。連中から、なにか正義が望めるだろうか。そこに正義はあるだろうか?これが、警察・ゲスタポ・クーデターだと、どうしてわからないのか。

何が何でもAKPに仕返しをしたいからといって、このクーデターを見逃すのか?軍事クーデターにはノー、警察クーデターにはイエスなのか!?やめてもらいたい、法にもとづく政治・議会の側にたつのか、非合法な「並行国家/裏国家の側にか?」

このリストをもっと増やすことは可能だ。昨日まで、教団と正反対の極にいた一部の人々が、AKPに反対だ、エルドアンに反対だ、という理由で、教団の側にたっている。この一方で、昨日まで、「絶対的なAKPの敵」のカテゴリーに入っていた人が、今日は、事態の展開に別の見方をしているのを目にしている。トルコにおける分化、共同戦線形成は、ますます、混沌としている。我々の目の前には、新しい道、新しい概念、新しい問題、新しい希求、新しいパースペクティブ、新しい計算、新しい戦略が広がっている。

共同戦線形成が新しい形を取り始めていることは、皆の前に、次の質問を問いかける。AKPに対する怒りや批判から、非合法な、後ろで誰かが糸をひく動きに支援をするのか、あるいは、合法的であることをとるのか?

これが、全ての問題だ・・・。

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(翻訳者:トルコ語メディア翻訳班)
(記事ID:32545)