モロッコ:2013年の第四四半期の成長率は4.8%に
2014年01月11日付 al-Hayat 紙

■モロッコ:2013年の第四四半期の成長率は4.8%に

【ラバト:ムハンマド・シャルキー】

モロッコ高等計画委員会は、モロッコの経済は「昨年(2013年)の第三四半期に記録した4%の成長率から(さらに)上昇して、第四四半期には4.8%成長した」と伝えた。

同委員会はその文書において、ヨーロッパ経済の緩やかな回復が「モロッコによる輸出に対する需要の増加を促し、リン酸の売上高の減少やエネルギー価格の下落に関連したその国際市場における価格の下落にも関わらず、モロッコの輸出は3.5%増加した」と考察した。

モロッコの家計消費(の伸び率)は3.9%の割合を維持しているが、昨年記録された国内需要(の伸び率)の5.4%より低く留まっている。

農業生産は経済実績の改善と食料消費の安定においてその役割を果たした。また非農業部門の価値は第四四半期において2.2%上昇したが、不動産部門、建築部門、そして多くの労働力を動員する大規模事業における需要が低迷したため、前年の4%からは下落した。

同委員会は、雨不足等の要因の結果として、今年の第一四半期にモロッコの経済成長は減速し、昨年同時期の3.8%に対し、2.3%に留まると予測した。これは4.2%という政府の予測から離れた数値である。一方で、中央銀行は成長率を3.5%と予測したが、これは国際通貨基金が今年のモロッコの経済について報告したものと同じ値である。

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( 翻訳者:児玉みのり )
( 記事ID:32547 )