イスタンブル地下鉄新路線開通へ―ボアズィチ大便利に
2014年01月24日付 Hurriyet 紙


イスタンブル広域市と交通海事通信省の共同事業であるレヴェント・ヒサルウストゥ間で建設中の「ミニ地下鉄」をメインの地下鉄線と接続するため、分岐工事に始まる。

イスタンブル広域市による発表によると、「レヴェント・ヒサルウストゥ線を、タクスィム・ハジュオスマン線から分岐させるための工事が行われるため、2014年1月25日から2月1日までの間、第4レヴェント駅では1プラットホームだけで運転が行われる」という。

■初の試運転は2月に

この発表によると、イスタンブルの地下鉄路線のレヴェント・ヒサルウストゥ線は、2月中に初の試運転が行われる計画であるという。

また、「2014年1月25日から同年2月1日までの間、分岐工事のため、以下の措置がとられる。地下鉄第4レヴェント駅では1ヶ所のプラットホームにて運転が行われる。現在は3分55秒に1本の本数で運行しているが、5分30秒に1本の本数となる。ただし混雑状況に応じて運転の間隔は調整される。また、利用者の混雑を緩和させるため、車両は8両編成のものが使用される。第4レヴェント駅のホームでは、利用者の手助けとなるよう十分な人数で、且つ常時スタッフを配置させる」という。

■レヴェント駅からヒサルウストゥ駅まで6分

ボアズィチ大学のあるこの地域では、ミニ地下鉄を利用することにより、レヴェントからヒサルウストゥまで6分で到着することとなる。この計画により、レヴェント・エティレル線の路線上にあるニスベティイェ大通りの渋滞緩和も狙いとされている。4つの駅がつくられるこの路線では、2本の4両編成車両による運転から始まり、必要に応じて3本に増やされる。主要路線における理論上の最高速度は時速80キロメートルと見込まれている。この路線により、レヴェントやアクメルケズ、エティレル、そしてヒサルウストゥ地域の利用者は、快適にレヴェント駅までいくことができるようになる。

■レヴェント・ヒサルウストゥ線に関する基本情報の一部抜粋

1時間あたりの最大乗客数:8100人
路線全長:3300メートル
駅数:4
駅名:レヴェント駅、アクメルケズ駅、エティレル駅、ヒサルウストゥ駅
乗換駅:レヴェント駅
移動時間:6分
電車本数:2本(3本に増数する場合もあり)
電車間隔:4分に1本(240秒に1本)
トンネル掘削方法:新オーストリア式トンネル掘削法
トンネル深度:地下25メートル
路線数:単線



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:32686 )