女性警備員の任用はじまる:女性専用公園、プール、結婚式場などで需要
2014年01月12日付 Hamshahri紙


【ハムシャフリー・オンライン:社会部】

■≪女性専用空間≫をいかに警備するか


 警察は女性専用の空間のために女性警備員の雇用を計画している。

女性警備員らは諸々の場所の警備に必要となる教育を受け、警備機関に所属して職務に従事する。女性(専用)公園、女性(専用)プール、結婚式場[※1]、美容院などはとりわけ女性警備員の存在が必要な空間だ。

訳注1:イランにおけるイスラーム教徒の結婚披露宴は、原則として(建前としては)男女別々の会場で行われる。花婿が女性会場に登場するときには、列席者女性みなが一斉にヘジャーブを被って迎える。

女性の窃盗犯や、女性の格好をして犯罪を犯す者もいることから 、特に女性専用の施設では、女性警備員が常駐していることが必要である。

 女性警備員らは盗難や予想され得る犯罪を防ぐため、男性警備員とは異なる特別な任務を負う。女性専用の場にカメラ付き携帯電話が持ち込まれたり、女性だけしか入れない場所[訳注:たとえば更衣室やトイレなど]が[男性警備員からは]見過ごされることで起きるさまざまな問題は女性警備員の存在で最小限に留められる。女性警備員らの任務はより限定的な場所の女性のみが立ち入る場所を警備するだけではない。たとえばデパートや教育施設などの公共の場も彼女たちの警備対象となるであろう。

■憲法第44条:治安維持任務の≪民間委託≫

 これに先立って、(犯罪)捜査課、[とくに女性の衣服・ヘジャーブを取り締まる]指導巡回隊、及び麻薬対策警察などの軍・警察の部署で女性警察官の任用が試みられてきた。治安維持軍の予防警察「治安維持センター」(正式名称は「治安維持警備・警護サービスセンター」長の発言によれば、女性警備員の雇用も早急に開始される予定だという。

同センター長のキャリーム・バヤート大佐はISNA(イラン学生通信)の取材に対し、続けてこう語った。

女性警備員は男性警備員と同様、私的な警護にあたることはない。

同大佐は更に次のように続けた。

私的な警護・警備は禁止されている。しかし貴重な文書や高価な物品をもつ個人が警備を求める場合、それらを民間の銀行など我々とは別の部署に委ねることが可能であり、警備員によって、銃器を携えての警護が行われるだろう。

また、バヤート大佐は「銃器を携えての物品の警護は退役軍人や警察で訓練を受けた者によって行われる」とも述べた。

 イラン暦1380年(西暦2001-02年)、(それまでは)個別自立的に活動が行われ、或いは職員の採用が行われていた地区の夜警及び警備員の整理の問題は治安維持軍に委ねられた 。憲法第44条[※2]は警察の治安維持任務の一部を民間部門に委託することを認めている。

※訳注2:同条項はイランの経済を「国有」「協同組合」「民間」の3部門に分割し、それぞれの守備範囲を定めており、しばしば国有企業の民営化などを推し進める際の根拠とされる。

かくして地区の警備員という形での職員の採用は警察によって行われた。1383年(2004-05年)にはこの職員雇用規則が議会において作成され、最終的に88年アーバーン月17日(2009年11月8日)には治安維持センターの基本綱領が最高指導者の承認を受けた。こうして現在までに国内4000ヶ所、600の警護・警備機関で45000人が警備に従事している。

 今現在のところ予防警察治安維持センターで最も新しく行われた構造改革は、警護・警備機関の等級付けである。バヤート・センター長はこれに関して次のように説明した。

[警備を委託した]これらの機関には1級、2級及び3級(の等級)を設けており、この等級付けに基づき、職員それぞれに独自の任務を委ねている。これらの機関は固有の細目条項を遵守し実行しなければならず、それによって、3級から2級、さらに1級へと昇級していく 。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:8408172)
(記事ID:32721)