中央銀行対応で、トルコ・リラ下落に一息
2014年01月27日付 Milliyet 紙


トルコリラ安が続いていることをうけて、中央銀行は緊急会合を開くことを決めた。この発表後、1ドル=2.3865リラから1ドル=2.3215リラまで回復した。

トルコ共和国中央銀行(TCMB)金融政策委員会(PPK)は明日の夕方、昨今の状況について話し合い、価格安定に必要な政策を取るために会合を開くと発表した。

トルコ共和国中央銀行の発表では、昨今の状況について話し合い、物価安定のために必要な政策をとるため、金融政策委員会が2014年1月28日火曜日の夕方会合を開くことが明らかにされた。

発表によると、会合での決定は24時に記者会見で明らかにされ、中央銀行のホームページに掲載される。

トルコ共和国中央銀行が最後に金融政策委員会の中間会合を開いたのは2011年8月4日であり、この会合では政策金利である一週間物レポレートを6.25%から5.75%に引き下げ、中央銀行の翌日物借入金利を1.50%から5%に引き上げた。
ドルは1ドル=2.39リラまで上昇し史上最高値を記録したが、中央銀行によるこの発表後、急落した。これによって1ドル=2.33リラまで戻った。
今回、中央銀行は金利コリドーの上限を引き上げるのではないかと推測されている。
中央銀行は直近の会合で、政策金利の変更は行なわず、追加の金融引き締め期間における翌日物貸出金利を9%として据え置いていた。

■ユーロも最高値を記録
1ユーロ=3.1889トルコリラで始まったユーロも、1ユーロ=3.25リラを超え記録を更新した。中央銀行の発表後、ユーロも下落した。12時53分から1ユーロ=3.2120リラから取引されている。

■金利は11%越え
2年物ベンチ債の金利は11%を上回り、2年間で最高となった。

■中央銀行はレポ取引を実施せず
中央銀行は今日、追加の金融引き締めを行うと発表していたが、レポ取引(repo ihalesi)は実施しなかった。
中央銀行は先週の発表で、追加の金融引き締めによって金利を9%に引き下げるとしていた。
中央銀行は1月23日、ドル高が急速に進んだことを受けて市場に直接介入した。バンカーらは中央銀行が300万ドル以上を売ったと推測しているが、この介入によって記録的なドル高を防ぐことはできなかった。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:32734 )