仏オランド大統領訪土、CHPクルチダルオール党首に大統領選を質問
2014年01月28日付 Milliyet 紙


フランスのフランソワ・オランド大統領が、CHPのケマル・クルチダルオール党首に対しエルドアン首相が次期大統領選に出馬する意向があるか尋ねたと伝えられた。

オランド大統領は、アンカラにあるフランス大使館で共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首と約30分会談した。会談にはファルク・ローオールCHP副党首とオスマン・コルチュルク元在仏トルコ大使も出席し、トルコ・EU関係、先の贈収賄一斉捜査、次期地方選、大統領選についてとともに、オランド大統領が所属するフランス社会党とCHPとの関係が議題に上り、CHP側は意義ある会談であったと論評した。オランド首相は、EU加盟交渉についてクルチダルオール党首に、「フランスはトルコのEU加盟を邪魔しようなどという考えはない。加盟交渉で(司法と基本的人権に関する)第23章と(正義、自由、安全保障に関する)第24章が話し合われることは、トルコの民主主義、司法の独立、法の支配の観点から見てどれも極めて重要な一歩となるだろう」と述べた。

■オランド大統領、選挙に注目

オランド大統領は、クルチダルオール党首に対し3月30日に行われる地方選挙と年内に行われる大統領選挙に関係する質問を投げかけていたことが明らかにされた。オランド大統領はクルチダルオール党首に、「地方選挙で勝つ可能性はどれくらいか」、「エルドアン首相は大統領選に立候補するのか」などと尋ねたという。クルチダルオール党首は、地方選挙については「社会民主主義エジェヴィト派といい関係が築けている。亡きビュレント・エジェヴィト氏の時代のような大勝利を収めるつもりだ」と答えた。また、エルドアン首相の大統領選立候補については「名乗りを上げるだろうが、トルコをバラバラにぶち壊している人は大統領選には勝つことが出来ない」と話したと伝えられた。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:32747 )