イエメン治安当局者:「誘拐されたイラン人外交官は生存している」
2014年02月03日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】イエメンの治安当局者は、「サナアで誘拐されたイラン人外交官ヌール・アフマド・ニークバクトは、生存している」と述べた。
ISNAによれば、イエメンのこの治安当局者は日曜日、ロイター通信に対し、匿名を条件に次のように明かした。
部族の仲介によって誘拐の実行犯グループと接触を図ったところ、彼が生存していることが確認された。
Press TV[イランの国営英語ニューステレビ・チャンネル]によれば、在イエメンのイラン大使館の事務官であるニークバクトは、7月21日にサナアの職場から家へ帰宅する途中、道路を封鎖していた正体不明の武装グループによって拉致された。この武装グループは、車から降りるようニークバクトを脅し、その後彼を連れ去った。
情報を提供したイエメンの治安当局者は、頭部を切り落とされたニークバクトの遺体が発見されたとする先の報告を否定し、「最新の情報によれば、発見された遺体はニークバクトのものではなかった」と述べた。
1月末にイエメンの中心部で頭部を切り落とされた死体が発見され、ニークバクトのものとされていたが、イラン外交筋はこれを否定していた。
イエメンの治安当局者は、イラン人外交官が殺害された別の事件にも触れ、イエメンのテロリスト・グループは、イランとイエメンの関係を壊す目的で今回の事件を起こしたのだと述べた。
1月18日にも、イラン人外交官アボルガーセム・アサディーが、サナアで武装グループに襲撃される事件が起きている。実行犯らは当初、アサディーを誘拐するつもりであったが、激しい抵抗に遭ったため、この外交官に発砲し、彼は重傷を負って病院で殉教死した。
関連記事(「イエメンでのイラン人外交官拉致、犯人はアル・カーイダか」)
関連記事(「イエメン:経済は好転せず、高い貧困率・失業率」)
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:32813 )