8年間《出演禁止》だったアフマディーネジャードのそっくり俳優:「前大統領がゆるしてくれたら、もちろん彼の役を演じるよ
2014年01月29日付 Jam-e Jam 紙
俳優マフムード・バスィーリー(http://baharnews.ir/ より)
俳優マフムード・バスィーリー(http://baharnews.ir/ より)

【今日の各紙朝刊紙面:ガーヌーンから】

もしもアフマディーネジャード前大統領がいつかゆるしてくれたらくれたら、必ず彼の役を演じるよ。もちろん、僕のこの顔でね。

これは、舞台、 映画、テレビでドラマで活躍するベテラン俳優マフムード・バスィーリーがイラン学生通信のインタビューに対し語った言葉だ。

喜劇的・風刺的な役を演じることの多いこのベテラン俳優は、過去八年間テレビに出なかったことについてこう語った。

連続ドラマ「ホドホド書店」への出演契約をしたとき、まだ実際に演じてはいなかったが、ひっきりなしに連絡がきて、「君は出演禁止になっているようだが、知っているか」と聞かれた。私はその時は信じられなかった。

そんなふうに言われていたのとは別に、私はその連続ドラマへの出演契約をすでに交わしていたために、私はそれを演じた[収録した]。しかし、このシリーズの放映中は、[私が出演していた回は]放映されなかったのだ。

その後、連続ドラマ「賃貸暮らし」 のラーミーン・ナーセルナスィール監督が私にある役をキャスティングしてくれた。私は数話に出演していた。しかし、テレビ局にそれを送った時、私のメーキャップを見ると、私の出演している回だけが放映されなかった。そして、アフマディネジャードが大統領の職を退いた後、はじめてそれらの回が放送されたのだ。

興味深いのは初めこのドラマでは数話で演じることになっていたが、後に一話のみでの出演枠が与えられ、最後にはそれすら放映されなかったことである。

八年前、大統領選挙でアフマディネジャードが当選したとき、しじゅう弁護士らから連絡が来て、「出演禁止になっているのを知っているか?」と言ってきた。

その時私はそれを聞いてもただ笑っていただけで全く信じていなかった。一部の人たちがうわさをつくり上げ、そのうわさを勝手に事実と結びつけているだけなのだと思っていたいたからだ。

最後に、バスィーリーはこう語った。

この出来事に憤慨したり落ち込んだりしてはいない。今でもどう言ったらいいのか分からないよ。「昨日のことは言っても仕方がない、明日のことを語らなければ」、というのが僕のモットーだからね。


Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8411011 )
( 記事ID:32898 )