マシュハドで野生動物の密猟をしていた容疑者の自宅を捜索:今年に入って最大規模
2014年02月04日付 Mardomsalari 紙

 イラン環境・野生動物保護局の局長は、20頭以上のペルシア・ガゼルムフロン(野生羊)の頭部が、マシュハド市内の民家で見つかったことを明らかにした。

 ケイヴァーン・フーシュマンド局長はメフル通信とのインタビューの中で、このように述べた上で、「マシュハド市内のある民家で、野生動物の体の部位が保管されているとの市民からの通報にもとづき、環境保護隊の隊員らは92年11月9日〔西暦2014年1月29日〕水曜日、裁判所から令状を取った上で、同民家に立ち入り調査を行った。すると、信じがたい、恐ろしい現場に遭遇した」と語った。

 同氏によると、保護隊の隊員らはこの民家の冷凍庫から、10頭の雌雄のペルシア・ガゼルの頭部と、4頭の野生のムフロンの頭部を発見した。それ加えて、9歳になる野生のムフロンの剥製一体、猟によって得られたペルシア・ガゼルやムフロン、雌羊の肉、皮なめし処理されたペルシア・ガゼルの皮4枚、及び屠殺されたペルシア・ガゼルの角なども発見されたという。

 ホラーサーン・ラザヴィー州環境局長も、この件について「容疑者のものと思われるジープ一台が押収され、さらなる捜査のために治安維持軍の駐車場に運び込まれた」と述べた。

 ハミード・サーレヒー局長によると、動物たちを無慈悲に殺戮した犯人は、隊員らが着く前に民家を後にし、逃亡したという。隊員らは逃亡した容疑者を捜索する中で、容疑者の職場を訪れ、同所を捜査したところ、一頭のペルシア・ガゼルの体の各部位、燃やされたペルシア・ガゼルの皮一枚、猟銃の薬包6つを見つけた。

 サーレヒー氏は、「これまでのところ、逃亡中のこの犯罪者の自宅ならびに職場の捜査の過程で、16頭のペルシア・ガゼル、ならびに4頭の野生ムフロンの体の部位が発見された。しかしペルシア・ガゼルの頭蓋骨が5つ、さらにその他の骨なども残されていることから、もっと多くのペルシア・ガゼルが殺されたものと思われる」と述べた。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32922 )