ギュレン師弁護士、盗聴指示報道に反論
2014年02月24日付 Radikal 紙

フェトゥッラー・ギュレンの弁護士ヌルッラー・アルバイラク氏は、報道されている7000人の電話が盗聴されたとの主張に関して会見を行った。

アルバイラク弁護士の行った会見は以下である。

「今日いくつかの新聞でイスタンブル県共和国主席検事によって実施された捜査内で政治家、官僚、新聞記者そして研究者から成る7000人以上の電話が盗聴されていたと主張され、それが不公平で不当な形で私の顧客のせいにしようとさせられた。それぞれ思想的な関連のない7000以上の人々が同じ捜査で盗聴されていたと主張されていることが本当であれば、それを行った責任者たちは立場によらず罰せられるべきである。

しかし、最近なされた報道を見ると、理性的、論理的に不適切で、国民を不安にさせうるこの主張が、以前の主張のようにただ政治集会でのみ使われることは全く明らかである。この状況は社会に生み出そうとされている悪意や敵意をさらに扇動する他に何の役にもたたない。

当該の主張について声高に、無実の人々を中傷すべきではない。この主張をはっきりさせるため、すぐに法的措置がとられるべきである。裁判官・検察官高等委員会やイスタンブル県共和国主席検事は速やかにこの主張を詳しく捜査するべきであるし、世論を安心させる形で会見を行わなくてはならない。刑事訴訟法に従って捜査の一環で行われた尋問が内密のものであったため立証することができないこの主張が明らかにされたことにより、国家をより権威主義的状況に持ち込むインターネット制限法、裁判官・検察官高等委員会法や国家諜報機構法のような憲法に反する法整備の議論が覆い隠されている。

この国でここ一年間「怖がらせ、波風を立たせ、スケープゴートを明確にする」というようなブラックプロパガンダの手法が頻繁に使われている。この報道によって目的とされていることはすべての視点から多くの知識人、作家、政治家及び芸術家に「恐怖と嫌悪」を生じさせること、「パラレル」の汚名を着せることによって私の顧客と教団をスケープゴートとすることである。

今一度明らかになったように、当該の報道とこの報道を流した人々は、ヨーゼフ・ゲッベルスの「プロパガンダされるものが真実か嘘かということは大切ではない、大切なのはどれほど多くの人がそれに触れたか、そしてどれほど多くの人を信じさせることができたかである」という原理を目標としていたのだ。

しかし、ブラックプロパガンダをむやみに行う人たちも知っておかなくてはならない。「嘘と虚栄は騒がしく、真実と誠意は静かである」と。真実は早晩明らかになるだろう。
中傷に関しては、以前と同様に法的申し立てが行われる予定です。
皆様に敬意をもってお伝えします。」

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:33060 )