BDP「オジャランポスターを張り続ける」
2014年02月24日付 Zaman 紙


ディヤルバクルの裁判所の判決により撤去されたテロ組織のPKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)のリーダー、アブドゥッラー・オジャランのポスターの撤去に関する裁判所の判決が平和民主党(BDP)の県事務所に伝えられた。

裁判所の判決がBDPに伝えられたことを受けて会見を行ったズベイデ・ズムルト県共同代表は、「オジャラン・ポスターの撤去は、解決プロセスへの妨害活動です。私たちは、この判決を認めません。私たちは、市のあらゆる場所でオジャラン・ポスターを貼り続けます」と述べた。

BDPディヤルバクル県事務所がバーラル区セント通りにある掲示板へ貼っていたオジャラン・ポスターにはイムラル島で撮影された最新の写真が使われていた。そのポスターについて、テロ対策法(TMK)第10条により当番担当裁判官が出した撤去判決がBDP県事務所へ通知された。判決が県事務所責任者に通知されたことを受けて、(BDP県事務所は)記者会見を開いた。

BDP県事務所の前で行われた記者会見へは、BDP所属のヌルサル・アイドアン国会議員、ズムルトBDP県共同代表らとともに多くの党員が参加した。判決に反発を示したズムルトBDP県共同代表は、オジャランに向けた政府の圧力が今も続いていると主張し、「オジャラン・ポス ターの撤去はオジャラン個人だけでなく、すべてのクルド民族に向けての圧力を示している。政府はクルド問題の解決のために、オジャランと会合する一方で、もう一方では、ポスターを撤去する。クルド人はこのような不正を決して受けいれません。以前からずっと、クルドの民は指導者を保護しています。数百万人が望んだオジャランの釈放は実現していません。すべてのクルド民族がオジャランの釈放を要求しており、彼のポスターをあらゆる場所で見かけることを望んでいます。オジャランが中東と全世界の人びとのために創り上げたパラダイムは、全人類にとっての大きなチャンスです。オジャランは今日の時点で、政府との会合の結果、クルド問題の解決に向けた一連の提言を創り上げました」と話した。

ズムルトBDP県共同代表は撤去判決を認めないとし、「オジャランが提唱したパラダイムが実際に動き始めることを、与党および国家内国家組織の共通の下請け組織である検察と治安部隊は阻止はできないでしょう。ポスターの撤去は妨害活動です。私たちは、この妨害活動に対する行動及び活動を活発化させます。オジャランの釈放のために新しいキャンペーンを準備しています。与党とそのパートナーの従事者及び解決プロセスを弱体化させようとするシステムの演者たちは、一方ではイムラル島でオジャランと会合を行い、もう一方では、指導者を守ろうとする人びと(クルド人)が自ら貼ったポスターを検察局へ指示を出させて、撤去させようとしています。この対話プロセスにおいて、国と政府が下した見解にそってそれを尊重し、このプロセスの考え方に沿う対応をするよう要請します。この民族は過去から現在までずっと、指導者との結びつきという点で、態度を明確に示しています。今後も指導者はオジャランであり、収監中のすべての自由[への闘争]者の釈放が保証されるまで、民は確固とした名誉ある方法でこの闘争と抵抗を続けます」と述べた。

フラト通信(ANF)の報道によれば、会見の間、ある人物が額に入ったオジャランの写真を運んでいたことが注意を引いた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:33062 )