大統領府長官、《抵抗経済》の具体策を語る(2):石油化学産業と南部湾岸開発に重点
2014年03月06日付 Jam-e Jam 紙
保守派ニュースサイトasremrooz より。黒字は《抵抗経済》と書かれており、こぶしは人民の支持と意志を示し、三色とギザギザの線は、イラン国旗と右肩上がりの経済指標を表している。
保守派ニュースサイトasremrooz より。黒字は《抵抗経済》と書かれており、こぶしは人民の支持と意志を示し、三色とギザギザの線は、イラン国旗と右肩上がりの経済指標を表している。

【同紙4面】ネハーヴァンディヤーン大統領府長官は、さらに以下のように発言した。

もうひとつの注目点は、輸出向け生産を奨励することだ。すなわち、有効な資源と現在の設備を輸出向け生産を最優先として割り当てることである。石油輸出による外貨収入への依存を減少させ、他国がイランの石油輸出阻止によって脅迫を行い我々の経済に影響を及ぼすような状況をなくすべきなのである。

さらに、同長官は、こう付け加えた。

この問題を実現させるには、我々が輸出向け生産と石油以外の輸出、および、原油から石油製品へのシフトを優先的に考えることが必要である。

同長官は、

このためにわれわれは、国家開発基金の資金の配分において、石油化学産業に優先順位を与え、同様に、南部湾岸の発展に寄与するよう同地域を中心とした開発を優先させるつもりである。

と述べ、さらに以下のように発言した。

次の2つの分野に注目することで、我が国の輸出はより強化される。それは、とくに我々の輸出生産力のひとつとなる鉄鋼産業おいて、[輸出力]強化につながるであろう。

同長官は、また、こう述べた。

南部湾岸の鉄道路線をつなぐこと[※]と、南部の鉄道ルートを北部までつなげることが、政府の政策において最優先とされた。無論、これらの課題すべての必要条件は国が現在陥っている経済の停滞から抜け出すことである。

イランの鉄道ルートは、北から南部湾岸へと延びるルートは、西部と東部に一本ずつあるが、南部湾岸に沿って都市間をつなぐ路線は存在しない。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8400002 )
( 記事ID:33186 )