独・緑の党オズデミル共同党首のトルコ政界評
2014年03月08日付 Radikal 紙


独・緑の党オズデミル共同党首はトルコの現状に論評を加え、検閲と様々な(政治的)介入はトルコをEUから遠ざけていると話した。

独・緑の党オズデミル共同党首は、党のケルン支部が開催した活動の際にトルコでの現状についてコメントした。

オズデミル氏は、「検閲を行うこと、思想の自由の制限は、残念ながらトルコをEUから遠ざけています。ヨーロッパの腐敗に関する基準が、トルコに適用されるなら、議会はからっぽになってしまいます。かなり多くの国会議員はとどまりえないと思います。トルコはEUに入りたいのならば、それはトルコの権利ですが、根本的な形で変わる必要があります」と話した。

オズデミル氏は、トルコで露見したさまざまな記録や主張が、EU加盟国で起こった場合、政治家がどのように行動するかを述べ、「トルコとヨーロッパの違いは、ヨーロッパには一個人による政治がないことです。つまりメルケル首相は単に大臣たちの長(首相)と言うことです。国会で絶対多数を手にしているとしても、すべてをコントロールすることはできないのです。市や州、メディア、大学、株式資本は別なのです。トルコではこのような区別はありません。トルコは一個人があらゆるものを手にしています。メディアも、大学も、裁判所も手にしています。このようなことは不可能です。世界で最も素晴らしい人間だとしても、このような構造は、望もうと望むまいと、人を間違った道に引きずり込んでしまいます」と話した。

オズデミル氏は、イスタンブルにショッピングセンターができようができまいが、大学で何が飲まれようが、首相が関わるべきではないのですと述べ、「権力の分散や強い野党、強いメディア、裁判システムが政治から独立していることが重要」と説明した。

同氏は、公正発展党(AKP)が政権政党になった際、非常に重要な変化に踏み出し、タブーを壊してきたことを指摘し、次のように続けた:「現在のAKP政権には残念ながらそのような気配を見つけることができません。正反対のものを目にしています。一定の形で使命は果たしたように見受けられます、そして彼らは他の事柄に取り組んでいます。私がこうあってほしいと思うトルコの政権は民主主義に一生懸命向かう政府です。憲法改正することになっていましたが、どうなりましたか?もっと民主的な憲法がでるはずでしたが、この計画は残念ながら棚上げになりました」


オズデミル氏は、政治家は批判に対して忍耐を示さないといけないと強調し、批判を我慢できない政治家は自己反省しなければならないと述べた。


<以下略>

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:33228 )