ユルドゥズ天然資源相「ウクライナ問題のトルコへの影響は・・・」
2014年03月18日付 Hurriyet 紙


エネルギー天然資源省のタネル・ユルドゥズ大臣は、クリミア問題がどこまで拡大するか予測がつかないとし、「ウクライナ危機がトルコに影響しないというのは間違いだ」と述べた。

ユルドゥズ大臣は記者団のインタビューに答え、土露関係においてこれまでエネルギー計画が政治的言動とは分けて見守られてきたとし、ロシアと政治的見解の相違が生じる場合エネルギー政策とは分ける必要があると思うと語った。問題がどこまで広がるか予測が出来ないとするユルドゥズ大臣は、「だがEUもアメリカもロシアのクリミア関連の政策を激しく批判している。だから私は状況を見守る方を選んだ」と述べた。

ユルドゥズ大臣は、ここ2週間実施された協議で緊張を与える話題は出なかったとし、次のように語った。「現時点で、ロシアがトルコを窮状に陥れる態度を取らないものと信じている。ウクライナに危害を加えることや、制裁を名目に下すあらゆる決定は、同時にルーマニア・ブルガリア・トルコのパイプラインに影響を及ぼすという意味でもある。これまでの協議で、ロシア側も問題の発生を予想していないが、上記パイプラインが諸々の理由、政治的理由であれ、閉じられるとトルコに影響が及ぶと言わざるを得ない。何も起こらないと言うのは誤りで、それはトルコのエネルギーのほぼ12.5% があのラインを通って来ているからだ。これが閉められるとどうなるか?やっかいな事になるのだ。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:33264 )