世界のガス産出二大巨頭(イラン―ロシア)がモスクワで会談:原油と物品とのバーター取引、草案合意へ
2014年03月15日付 Mardomsalari 紙

【同紙4面】世界のガス産出国の二大巨頭イラン・イスラーム共和国、および、ロシアの石油・エネルギー相がモスクワで、今年[2013年3月~2014年3月]連続して二度目となる会談を行った。両国は、新たな石油・経済協定に署名するため、草案合意に達した。メフル通信記者によれば、イランとロシアは、過去一年の間に、合意署名を目指して何度も交渉を重ね、ついに原油と物品とのバーター取引協定を成し遂げた。過去6か月間に、イランとロシアの石油・エネルギー相は二度にわたり、モスクワで意見交換を行ったのである。

イラン石油相の発言によれば、イラン・ロシア両政府によるこの石油・経済に関わる一大合意書への署名の意見の相違は、完全に解決された。目下、ロシアのアレクセイ・ウリュカエフ経済相が、物品と原油とのバーター取引の合意草案への署名のために、早い時期にテヘラン入りすることになっているが、この訪問はまだ実現していない。

ビージャン・ナームダール=ザンギャネ石油相は、モスクワで、ロシア連邦エネルギー相アレクサンドル・ノヴァクとの交渉終了の後、次のように発言した。

ロシア・イラン両政府の協力拡大に関する了解覚書は、来年[2014年3月21日~]はじめにも最終段階に達するだろう。

同石油相は、イランとロシアの経済協力発展のためにロシア・エネルギー相との交渉が行われたことに触れ、こう述べた。

イラン政府の決定は、両国の経済交流の規模の拡大という点でも、ロシアと末長く関係を保ち続けるという点にある。

イラン石油相はさらにこう発言した。

目下イランとロシアの貿易規模は、信じがたいほど小さい。

イラン・ロシア共同協力委員会会長でもあるイラン石油相は両国の輸出入規模の確実な発展のための努力を伝え、以下のように述べた。

これを踏まえ、エネルギー相だけでなく、ロシアのシュワロフ第一副首相とも会談を行った。

この《深慮と希望の政府》閣僚は、「了解覚書の作成を進めている」と言及し、こう明言した。

この関係にはいまだ解決されていない問題もあったが、ロシア高官との会談と交渉で解決に至った。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8400001 )
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