UAE:ドバイは世界初のイスラーム輸出入銀行の設立を検討
2014年03月19日付 al-Hayat 紙


■UAE:ドバイは世界初のイスラーム輸出入銀行の設立を検討

【ドバイ:本紙、ロイター】

ドバイ首長国はイスラーム輸出入銀行の設立を検討している。この銀行は、その種類のものとしてはアラブ世界初となるだろう。

WAM(首長国連邦通信社)がドバイ経済開発局からの引用で伝えたところによると、政府はイスラーム法に従った輸出入銀行設立プロジェクトを検討する。これは、その種類の銀行としては世界的に初めてのものと考えられている。

この銀行には、国際専門機関や国際専門組織、世界中の輸出入銀行との直接取引が委託される。これはUAEの国際貿易促進に加えて、国内の行政機関・当局の整理を目的としている。

ドバイ開発経済局によると、「ヌール・インベストメント・グループ」は、2020年のドバイ万博に至るまで、ドバイ首長国の国際貿易活性化と規則的な貿易規模倍増を重視するそのプロジェクトについて提案を行う予定である。

イスラーム貿易金融は世界的金融活動のごく一部しか占めていない。しかし、銀行や資産運用会社に関心の高まりが見られている。これは、湾岸地域や東南アジアのようなムスリムが多数を占める地域での貿易が急成長していることによる。

マレーシア輸出入銀行は先月、世界の輸出入銀行が行っている米国通貨建てイスラーム債を自身初めて発行することを発表した。そして、そのスクーク(イスラーム債)の総額は3億ドルに達し、32億ドルの出資を集めた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:33278 )