「ツイッター社はトルコに代表を」、フィクリ・ウシュク産業相が解禁の条件提示
2014年03月21日付 Milliyet 紙

フィクリ・ウシュク産業相は、「ツイッターが法的代表をおき、個々のアカウントに対するブロック措置を認めれば、ツイッター問題は解決する」と述べた。

■大臣、条件を明らかに

情報産業技術省のフィクリ・ウシュク大臣は、イスタンブル商工会議所で行われた自動車産業協会総会ののち記者の質問に答えた。

ツイッターへのアクセス禁止に関する質問に答えたウシュク大臣は、「ツイッターへのアクセス禁止は、完全に法的な措置だ」と述べた。大臣は、次にようにつづけた。「ツイッター上での個人の権利やプライバシーへの侵害に関する裁判所の決定を実行するような、ツイッター社の代理人がトルコにいない。このため、ツイッター社に対し何度もこちらが求めていることは、「トルコに法的代表をおき、裁判所から何らかの決定がでた場合、それを実行することができる体制を措置せよ」ということだ。こうした交渉相手がいて、裁判所が個人個人に出したアクセス禁止決定をツイッター社が、その個人のアカウントに対し禁止措置をしていたなら、こうした全面アクセス禁止などという措置は取られなかった。つまり、こちら側が望んでいることは、ツイッター社からのトルコの法律制度への敬意である。これ以外の目的はない。大事なのは、自由だ。現在の情報では、ツイッター社の関係者との折衝が続いている。誰が交渉相手がはっきりすれば、すぐにアクセス禁止は解ける。」

■「You TUBEも禁止したことがある」

「ご存じのように、同じことは、You TUBEともあった。アタテュルクを侮辱した内容のヴィデオの公開が裁判所決定で停止されるように求められた。You TUBE側が停止しないので、全面的にアクセス禁止となった。今、直面しているのも、同じ状況だ。しかし、思うに、この問題は解決される。ツイッター社がトルコに代表をおき、裁判所のだす決定を実行することを約束した瞬間に、禁止は解ける。我々の目的は、自由の制限ではなく、法の順守だ。」

■アンカラで、大事な面会

一方、ソーシャルメディア・サイトであるツイッター社の弁護士ギュネンチ・ギュルカイナク氏が、テレコミュニケーション通信庁において、サイトへのアクセス禁止に関する裁判所決定に関する交渉を行っていることがわかった。この情報によると、ツイッター社のトルコにおける弁護人ギュネンチ・ギュルカイナク氏はテレコミュニケーション通信庁と面会しているという。ギュルカイナク氏は、午後16時に、テレコミュニケーション通信庁を後にした。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:33297 )