冷え切るトルコ・エジプト関係
2014年03月22日付 Hurriyet 紙

エジプトで起きたクーデターによってムハンマド・ムルスィー元大統領が失脚したことを受けて、アンカラとカイロの間では緊張が続いている。エジプト側は在トルコ・エジプト大使を帰国させると同時にトルコ大使がカイロを出て行くことを望んでおり、さらに今回カイロで開催予定の国際会議におけるトルコの参加を拒否した。

ガルフ・ニュースの報道によると、来週カイロで開催予定のイスラム過激派に関する会議にはエジプトが拒否をしたためにトルコのみでなくカタールも招待されていない。会議には34カ国から専門家が参加予定である。エジプトのワクフ大臣であるムハンマド・ジュマア氏は「我々とトルコやカタール国民の間には何の問題もない。問題はトルコとカタール政府による政策にあるのだ。」と述べたとガルフ・ニュースは伝えている。

■「アル・アズハル大学へのトルコ人学生の受け入れは続ける」

記者会見において、ジュマア氏はカイロにあるアル・アズハル大学へのトルコ人とカタール人学生の受け入れを続行することを明らかにし、次のように語った。

「エジプトワクフ省は、トルコ政府がエジプトとアル・アズハルのイマームに対して謝罪をしない限り、そして我々に対する政策を改めない限り、トルコとは一切関係を構築することはない。」

エジプト政府は昨年末トルコから、今月のはじめにはカタールから大使を帰国させた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:33300 )