選挙直前、緊張高まる―アンカラでAKP・CHP陣営乱闘
2014年03月26日付 Milliyet 紙


アンカラのバトゥケントで無所属の候補者の名前を連呼していた集団と公正発展党(AKP)党員の支持者であるとされる集団の間で起きた乱闘で、2人が肉切り包丁で切り付けられ負傷した。

アンカラのバトゥケントにて選挙活動を行っていた独立革命家階級プラットホーム・アンカラ広域市の無所属の候補者であるメレキ・アルトゥンタシュ氏の名前を連呼してい た集団とAKP派といわれるグループとの間で喧嘩が発生した。乱闘でハサン・アクメン氏とウトゥク・サバンクラン氏は肉切り包丁で頭部と胴体に数々の切り傷を負った。怪我人は救急車でそれぞれイブニ・シナ病院とイェニマハレ国立病院へ搬送され、治療を受けた。事件の後多数の人が事件発生現場に集まり、この案件に対し抗議活動を行った。

乱闘が起こった場所で会見を開いた共和人民党(CHP)のアンカラ選出の国会議員であるビュレント・クシュオール氏は、先週の日曜日も選挙活動を行っていたCHP党員が襲われたとし、「日曜日に行われる選挙のために活動している仲間へ、身許がはっきりとはわからないが、私たち自身かなり推測でき、皆も想像がつくような者らによって再び虫唾が走るような襲撃がなされた。これは、共和人民党がアンカラで行っている選挙活動中に受けた6度目のものです。我々はこの活動の最中、汚い政治というものをそこいらで見ている。今晩ここでもだ。遺憾にも数人の市民が負傷し病院へ搬送された。ここには我々の選挙の事務所がある。ここはバトゥケントで最も活気のある場所の一つである。こんなに混雑し警察もいるような場所で、襲撃者らは手にこん棒を持ち、包丁で襲いかかりながら混乱状態をつくりあげるようとした。これは選挙テロである。彼らは選挙を行わせないよう働きかけている。敗北すると考えているからだ」と述べた。

事件が発生した場所に集まった人だかりはその後AKPの選挙事務所へ抗議の行進を行った。選挙事務所の前に行きつき、事務所と党のバスに投石の雨を降らせた。これに対し対策を講じようと、機動隊が集団に対し催涙ガスでもって介入した。

介入によってちりぢりに散った集団はさらに後にバトゥケント広場で再び集まり声明を行った。その声明で、選挙運動をしている仲間に襲撃がおこなわれ、2人が負傷したと述べられた。集団は襲撃に対する抗議をおこなった。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:33328 )